主要道路を確認しましょう

ホノルルの主要道路と町の位置

今日は、観光でもよく利用する、ホノルルの主要道路を見てみましょう。

ホノルル市内を中心に、主要道路が東西南北をどのように走っているか、おおよそのイメージがつかめると、恐らく目的地へのルートも考えやすくなると思います。

サウスキング通り、サウスベレタニア通り、カピオラニ通り

これらの通りはホノルル市内を、このブログで言う「東西」に走る主要3道路です。おそらく、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

(地元ではよく、「サウス」の部分を省略して、「キング通り」、「ベレタニア通り」と呼ぶことが多いので、このブログでも省略形を使わせて頂きます。)

ホノルル市内を走る多くのバスルートには、多かれ少なかれ、これらの主要道路が含まれています。

道路は場所によって一方通行だったり、両車線だったり、5車線になりますが、いつも交通量が多く、大きなバスターミナル(キング通り沿いAlapai Transit Center)があったり、複数のバスが停車する停留所も多く、そこでは多くの人が自分のバスを待っています。
キング通りバス停1

上の写真はキング通りにある S King St + Punchbowl St. という名前の停留所(カメハメハ像すぐそばのバス停)で、ここには22路線のバスが停車します。

時間帯によって、このように多くのバスが次々と停車します。

それではキング通りから始めましょう。

この通りは、東側の端はカピオラニ通りと交わるところから始まり、西の端はチャイナタウンのヌウアヌ通りと交わるところまでとなります。

実はキング通りは、このヌウアヌ通りを越えると、通りの名称がノースキング通りと変わります。実際にはサウスがノースに変わっても、殆ど問題はありませんので、心配の必要もありません。

ちなみにこのノースキング通りはどこまで行くのかといいますと、飛行場近くのプウロアロードと交差したところで終わります。

キング通りは一部の走行区間に5車線を含む主要道路です。両車線の部分と、一方通行の部分があります。KingStこれはキング通りとケエアモク通りの交差点で撮った、キング通りの様子です。5車線で東に向かって一方通行になっていますね。

では次にベレタニア通りを見ましょう。

地図を見てお気づきの方もいらっしゃると思いますが、ベレタニア通りは、キング通りと平行するように伸びています。

ベレタニア通りの東の端は、ユニバーシティ通りと交差する地点です。

そこから西方向に向かってほぼ一方通行(全線ではない)で、南側にあるキング通りとほぼ平行を保ちながら、チャイナタウンを抜けて、橋を渡り、アアラ・パークの端、ノースキング通りと合流して終わります

観光でよく使われる2番バスで、ワイキキからホノルル美術館やダウンタウン、チャイナタウン方面に向かう時、すなわち西方面へ走る時はベレタニア通りを走り、反対にチャイナタウンからアラモアナ、ワイキキ方面に走る時、すなわち東方面へ走るときにはキング通りを走ります。BeretaniaStこれはベレタニ通りとケエアモク通りの交差点からダウンタウン方面を写したものです。一通の広い通りになっていますね。

そして3つ目はカピオラニ通りです。カピオラニ通りは片側3車線、両方向の広い通りです。やはり多くのバスルートに入っています。

この通りの東の端はワイアラエ通りとぶつかったところで終わります。

一方、西の端はアラモアナショッピングセンターからさらに西方面に走ったサウスストリートとの交差点で終わります。

カピオラニ通りは、アラモアナショッピングセンターの山側の通りでケエアモク通りにあるWalmartやRossなどに行く際、特に意識することもなく横断している通りです。

カピオラニ通りにも、観光で使える便利なバスが沢山走っていますので、是非、一度足をとめて、何番のバスが走っているか眺めてみてくださいね。(3番、9番、13番バスあたりが観光では「使える」バスだと思います。)

 

 

バス路線図ってどこでもらえる?

紙媒体のバス路線図はあると便利です。

先に公開しましたブログ、「バスに乗る準備をしましょう」では、オアフ島に到着してから、The Bus Hawaiiが発行している紙のバス路線図を、どこで入手出来るか、サラッとご紹介しました。

車中にも時々、置いてあるのですが、ないことのほうが多く、当てになりません。

そもそも乗る前に地図を見て路線をチェックしたいですよね。

そこで今回は、バスの路線図を手に入ることが出来る場所について、もう少し詳しくご紹介たいと思います。

まず、ワイキキのホテルですと、、

アストンワイキキビーチホテル、ワイキキビーチコマー、エワホテルワイキキ、ワイキキゲートウェイホテル、ロイヤルグローブホテル、ワイキキサンドビラホテルで手に入ります。

ホテル以外ですと、一部のABCストアーあります。

乗るかどうか分からないけれども、とにかくバスの路線図がたくさん欲しい場合には、アラモアナショッピングセンター山側にあるサテライトシティーホールに行きますと、たっぷりあります。

サテライトシティーセンターまで行くのが大変でしたら(面倒でしたら)、そして主要なバス路線だけでよければ、アラモアナショッピングセンターのセンターステージ裏側の案内所にもあります。

アラモアナ、ワイキキからは少し離れますが、ハワイ大学にもあります。

ハワイ大学の学生ホール(書店が入っている建物の1階部分(軽食を扱う売店、学生ホールや大学の事務などがあるフロアーです。1階部分なのですが、階段を上ります。))にいくと、ほぼすべてのルートが揃っています。

かなり離れますが、シーライフパークやワイケレプレミアムアルトレット、タートルベイリゾートにもあります。

地図を見ると何が分かるのか?

このThe Bus Hawaii が発行する路線地図を見ると、バスが走る通りの名前や、どの角で曲がるかなどの詳細なルート情報を得ることが出来ます。

(これは8番バスの走行ルート(青いライン)です。所々に、アルファベットの文字があるのが解りますか?

一方、この地図では詳細なバス停の位置はわかりません。また、すべてのバス停名の記載があるわけではありません

その代わり、主要なバス停の発着時刻を周知するため、ルート地図と時刻表にはアルファベット(あるいは数字)が記載されており、それらを照らし合わせることによって、主要なバス停以外の発着時刻についても、およそですが、推定することが出来ます。(8番バスの時刻表です。左はワイキキ方面行き、右側にアラモアナ方面行きの時刻が記されています。主要な停車地点にアルファベットがふってあります。)

交通状況によって、バスの発着時刻には遅れが生じがちですが、それでも、ルートと併せて時刻表があると、観光プランが立てやすくなるのではないでしょうか?

是非、手に入れてみてくださいね。

バスに乗るときは荷物の大きさに注意

バスに乗るときのコツとルールを確認します

バスに乗る際のコツ(注意)は、以前のブログでもお伝えしたように、まず、

1)小銭を準備しておくこと、ですね。

次に知っておいたほうが良いルールの1つ

2)持ち込める荷物の大きさに制限があること、

があります。

通常、ダニエル・イノウエ国際空港と宿泊ホテルとの往復にはシャトルバスやタクシー利用が一般的だと思います。

でも、もし、荷物が小さい、金がない、時間はある、の3拍子が揃えば、バス利用もありだと思います。

ただし、バスを利用する際には持ち込める荷物の大きさに制限があります。

決まりとしては、手荷物は膝の上に置けるもの、あるいは座席の下に収納できるもので、他の乗客に危害や不快感を与えるような危険荷物は持ち込めません。

もう少し詳細に言いますと、22×14×9インチ以上のスーツケースは持ち込めません。

インチなんてわからん!そうですよね。ではセンチにしますと、

約55×42.5×22.5 センチとなります。

実際に日本人観光客がよく使う大きいトランクですと持ち込みが出来ません。

このルールは全てのバスで共通ですので、トランクに限らず、大きな買物をした時にも乗れないことがあります。

ではボディーボードを持って、どこかのビーチに行く時はどうでしょう。

ボディーボードは持ち込めますが、フィンが着いていない120センチ以下のもので、砂や土を綺麗に落として、乾いた状態になっているものでなくてはなりません。

またスケートボードは膝の上に置きます。

ベビーカーは折りたたみのもので、一人当たり1個(バス内では折りたたみます。)です。

その他は常識の範囲ですが、著しく大きくて長いもの(ゴルフクラブや釣り道具など)は避けたほうが無難です。

バスの中では静かにしましょうね

22番バスのように、ハナウマベイなどのビーチを経由するバスでは、行きも帰りも地元のひとも含めて、賑わうことがよくあります。楽しさ、嬉しさ余って、ついつい笑い声や話し声も大きくなりがちです。

でも、バス内は公共の場であることを忘れずにいましょうね。

いつもではありませんが、あんまりうるさいと、運転手から「静かにしろ!」と一喝されることもあります。

「おぉ、乗客にも一喝かぁ、」、と一瞬思いますが、煩いと思っても、それをいえずに我慢している乗客にとってはありがたい一喝なのかも知れませんね。

ビーチ1

 

TheBusのバス停について

バス停はどこかしら

バスに乗るために、まず自分が乗りたいバスルートのバス停を見つけましょう。

バス停の看板は、写真のように、黄色のバックに黒抜きで小さなバスの絵が描かれているものが多く見られます。中にはバスの絵がなかったり、ただ白地の看板に文字だけだったりなど、場所によって多少、違いがあります。

下の看板は、カラカウア通りにあるバス停です。停車するバスの番号が書いてありますね。ついでに、この看板の下にはトロリーバスや、旅行会社のバスも停まるのがわかります。

バス停ワイキキ例

日本ですと、バス停の看板には行き先や次のバス停の名前が記されているのが一般的ですが、オアフ島の場合、一部を除いて看板に書いてあるのは、停車するバスの番号です。

下の看板は、茂った木のなかにあった、バス番号が記されてない看板。こういうのもあります。 バス停看板例

このような時には、仕方がないので地図でバスの番号を確認するか、停車したバスの電工パネル表示を見て確認しましょう。もし、そこに待っている人がいらっしゃれば、一層のこと、その方に聞くのが早いでしょう。

「英語で何ていうの?」ということになりますが、簡単です。「エクスキューズミー、ナンバー5?(番号は適宜変えてくださいね。)」で大丈夫。その時、「笑顔を浮かべつつ、バス停看板を指差す」、といった軽いパフォーマンスをつけると完璧です。

また、さらなるコツとして、言葉の語尾を少し上げて、いかにも質問している感じを出しましょう。

そうしますと、よっぽど機嫌が悪い人でないかぎり、何か反応があります。例えば「イエス」、「ヤー」、あるいはただうなずく、そんな感じです。

(質問をしたいのに、抑揚なく、無表情で尋ねてしまうと、「すみません、5番バスだ。」と、ただの現状報告となり、言われた相手も「んんっ?そ、そうだね、、」みたいになり、一瞬、もや~っと不思議な空気が漂います。)

一つの停留所に複数のバスが停車する場合には、やって来るバスの行き先やバスの番号に注意しましょう。行き先やバス番号は、車体のフロント部分、右側面で確認できます。

また、バスの後面にも番号のみ、小さく掲示されいます。

バス停には名前がないの?いえ、あります。アナウンスされます。

当たり前のことですが、バスに乗れば、バス停名がアナウンスされます。

日本ですと、例えば、「~~病院前」とか、「~~町三丁目」など、施設の名前や町の名前、丁目などがバス停名になっていることが多いですね。

ハワイでは、通りの名前が停留所名に使われています。

例えば、バスがワイキキのクヒオ通りを走っているとしましょう。バスのアナウンスが「クヒオ、シーサイド」と言えば、それはクヒオ通りとシーサイド通りが交わる角(あたり)という意味になります。

停留所はかなり厳密に角にあったり、角から少し離れて止まることもありますが、離れていてもおよそ10メートル程度です。

下の写真のような感じです。(屋根付きのバス停は、暑い日中や雨の日にはとても助かります。)
バス停の位置

バス車内ではバス停のアナウンスの他に、その停留所の近くにあるホテルや施設などのアナウンスが続くこともあります。

例えばクヒオ通りを走るバスの車内では、バス停のアナウンスの後に、そのバス停の近くにあるホテルやビルの名前がアナウンスされます。

バス停名を調べたい時はグーグルマップ上にある白抜きでバスのイラストが描かれた青いマークをクリックしましょう。そのバス停に停まるバスの番号と、バス停の名称、それにルートも見ることが出来ます。

先にもお話したように、通りの名前がバス停になっている訳ですから、バス停名をチェックするというよりは、むしろ通りの名前をチェックするほうが、恐らく役に立つと思います。

次回の「乗り方」では、主要な道路について、お話させて頂きます。

 

 

英語が話せなくても心配しない!

笑顔でハワイバスを乗り切りましょう!

バス利用を躊躇する理由の1つに言葉の問題があるかも知れません。

旅先のバス移動は国内でも不安になることがあります。まして日本語が通じない海外でのバス移動には、そこそこのチャレンジ精神が必要ですね。

でも、ハワイでバスに乗るのに、流暢な英語は必要ないのです。

必要なのは、2,3の言葉と、穏やかな笑顔であります(これ、本当です。)

一般的に「ハワイで日本語が通じる」というのは、一部の地域では本当ですが、それ以外はあまり当てはまらないと思います。

これまで日本語を流暢に話すバスの運転手さんに会ったことは1回だけ。(恐らくその方もかつて日本人だったか、日系の方だと思います。)

「本当にこのバスであっているのかしら?帰りのバスはどこから乗るの?聞きたいけど英語がわからないなぁ、」、と不安がつのります。

リラックスしに来たはずのハワイ旅行が、汗と涙のサバイバル戦と化し、通りを右往左往している自分を想像した挙句、「やっぱり、バスはやめとくか」と尻込みしたくなることもあるでしょう。

でもこのブログを読んで頂ければ大丈夫(多分)。

一番、大切な言葉は一言、「サンキュー(ハワイ語でマハロ)」であります。

ただし、ポイントがあります。「笑顔(スマイル)」で言うのです。

どんな表情で言っても、サンキューはサンキューですが、ニコリと笑って言うだけで、不思議なことになぜか殆ど、うまくいきます(というか、そう信じましょう。)。

「おかしくもないのに笑えるか!?」と思ったあなた。これはいただけません。ハワイにいらしたら、いつも楽しく、笑顔で過ごしましょうね。バス移動のときも同じです。きっと、カラダの力が抜けてバスからの見える風景も、一味違ってくると思いますよ。ワイキキスマイル

地図を広げて地名を読んでみましょう

面白い名前の地名がありますね

みなさまもご存知のように、ハワイにはハワイ語を語源とする地名が沢山あります。例えばホノルル(意味は「穏やかな入り江」だそうです)もそうですね。

バスルートをチェックをする際には、ついでにバスが走る地名もチェックしておくと、ルートはもちろんのこと、オアフ島の地理の全体像が何となく見えてくると思います。

そこで今日は、皆さんとご一緒に地図を眺めてみたいと思います。大きな地図がなければ、なければホノルル市の地図でも大丈夫ですよ。

オアフ島はハワイ州の中でも、ハワイ島、マウイ島についで、3番目に大きい島ですが、面積は約1545.2㎞2です。日本で一番小さい香川県よりさらに約300㎞2ほど小さい島です。

少し目を凝らしてオアフ島の地図を眺めると、皆さんにも馴染みの深いホノルル、聞いたことがあるかも知れないパールシティー、耳慣れないミリナニなど、多くの地名があることが分かります。

方位が正確な地図を見ますと、ホノルル市はオアフ島の南東海岸に位置しているのが分かります。西の境界はアロハスタジアムやパールハーバーの近くのハラワ川沿い、山側の境界はコウラウ山脈が連なっています。

ホノルル市内に注目してもう少し注意深く眺めてみると、さらに小さな区域に区切られた地名があるのが分かります。

例えば、アラモアナ、プナホウ、マノア、リリハ、パワア、マキキ、モリイリイ、パロロ、カパフル、クアキニ、カカアコ、カイムキなどなどなど。(さらに道路の名前に注目すると、もっとあります。)

これらの地名は敢えて言うのであれば「町」のような感じでしょうか。

地域によって住宅地であることもあれば、商業施設が集中している地域などそれぞれに特徴があります。

例えば、アラモアナの隣、カカアコは現在も速いスピードで開発が進んでいる地域でコンドミニアムも次々と建っています。一方で、カイムキは古くからある小さな個人商店やユニークなレストランがワイアラエ通りを中心にして並ぶ、比較的静かな住宅地域です。(以下はカイムキの一風景です。)カイムキ町

ちなみに、これらの地名を声に出して言うときには、ローマ字表記を読むような感じで良いと思います。英語よりも発音しやすいかも知れません。(でも、正確にハワイ語を発音するのは難しそうです。)

アメリカ人の友人は、私の英語を聞いて、「あなたは、英語よりもハワイ語のほうが発音が良いかもね。だって、場所の名前を上手に言うもの。」と、褒めてくれているのか、けなされているのか、判断が微妙な評価してくれます。

本ブログでは、主にカタカナ表記をしていますが、実際にアルファベット表記を見ると、母音は別として、K や L 、P の字が目立つことがわかります。最初は、紛らわしい気もしますが、慣れてくるとアルファベット表記でも分かるようになりますよ。(ハワイのアルファベットについては、いつか別の「よもやま話」でお話したいと思います。)

下の地図は、絵心ゼロの筆者が、手書きで記したホノルル市概略図です。本当に大雑把ですが、ホノルル市にある、おそらく皆様にも馴染みがあるだろう地域の名称をご覧下さい。

濃い黒線で描かれているのは、H1と呼ばれるフリーウェイです。ハイウェイではなく、無料の高速道路です。

このフリーウェイよりも海側にあるアラモアナやワイキキ、カカアコはビジネス、観光の中心地として賑やかな地域ですが、フリーウェイよりも山側になりますと、教育機関や住宅街が広がり、傾斜のある道が、緑濃い山や谷に向かって伸びています。

バスルートは、このホノルル市を含めて、ホノルルからそれほど離れていないアイエア、少し離れたカネオヘやカイルア、ノースショアの町として有名なさらにちょっと遠いハレイワなど、島を広く網羅しています。

ホノルル市手書き

 

 

 

 

 

 

移動の手がかりーここだけの「東西南北」

移動するときの目安は海と山?

オアフ島に住むと、目的地の位置を説明するのに、よく「通りの山側」とか、「海側」という言い方をします。これはバス(車)に乗っているとき、歩いているとき、いずれの場合でも同じです。

似たような言いかたですが、「海(南)に向かって歩く」とか、「山に向かって、右(東)側」あるいは、「左(西)側に走る」、といった表現も聞くことがあります。

ここで使われる東西南北は、厳密には正確な南や北、東や西ではないのですが、実際に住んでみると、確かに山と海が方向を示す指標として便利であること、そしておおよその「東西南北」のイメージの理解に便利であることが実感できます。

本ブログでも、しばしば「このバスルートは東西に伸びています」とか、「その通りは南北に走っています」といった表現をしますが、それは基本、ホノルル市にいることを前提として、海を背にして山側を見て立った時の「おおよそ」の方向指示としてご理解ください。

さて、ここでオアフ島観光に利用するバスルートを大別してみましょう。

ワイキキ、アラモアナを中心にして、カハラ、ハワイカイなど、島の右側(厳密には南東)に伸びるルート、反対にアロハスタジアム、パールリッジ、ワイケレなど島の左側(厳密には北西)に伸びるルート、島を周回するルートがあります。さらに海側から山側に向かって伸びるルートがあり、この「上下(南北)」のルートが使えると、俄然、行動範囲が広がります。

13番バスも便利です

ワイキキーアラモアナ移動だけではもったいない!

これまでワイキキとアラモアナをつなぐルートとして、2番バスや8番、19番、20番、42番バスをご紹介しました。

今回、ご紹介するのは13番バスです。これもとっても便利なバスです。

13番バス

この13番バスを乗りこなすだけでも、オアフ島でのフットワークがぐっと良くなります。

13番バスは、ルートは少し違いますが、2番バスと同様、短時間でワイキキーアラモアナ間をつないでいます。

13番バスの東側の終点はハワイ大学、西側の終点はリリハ。その間をワイキキ、アラモアナ、ダウンタウン、チャイナタウンを経由しながら走っています。

ハワイ大学の13番バスの乗り場は、University Ave + Opp Metcalf St というバス停です。始発の13番バスがすでに停車していると分かり易いのですが、もし停車していなければ、まず、Metcalf St がUniversity Ave にぶつかるT字路の交差点を探してください。University 通りのキャンパス側の歩道を、フリーウエェイ(H1)を背にして20メートルぐらい山側に歩いたところにバス停があります。

ついでにお話すると、13番バス停留所と反対方向、すなわちフリーウェイに向かって歩くと左手にグレッグ M シンクレアサークル(Gregg M Sinclair Circle)と呼ばれる図書館があり、そのすぐそばのバス停からエキスプレスバスと呼ばれる急行バスA始発で出発します。このバスに乗ると、あっという間にアラモアナショッピングセンターやその先のダウンタウン、チャイナタウンなどに移動することが出来ます。エクスプレスバスについては、また後日、解説します。

バス停探しの話が長くなりましたね。ルートを辿りましょう。

13番バスがハワイ大学を出ますと、まずバスは大学の北部を大きく廻るようにしてドール通り、セントルイスドライブ(St. Louis Dr)を走ります。

その後、ワイアラエ通りを右折で入り、続いてカピオラニ通り、カイムキ高校があるカイムキ通りを走ります。カイムキ通りからカパフル通りに右折で入り、ワイキキビーチ方面にしばらく走った後、右折でクヒオ通りに入ります。

クヒオ通りを直進すると、自然にカラカウア通りに入ります。パウ通りを右折したら、道なりにアラワイ通りを左折します。次の角でマッカリー通りに入り、運河を越えた後、最初の交差点を左折して、カピオラニ通りを走ります。

アラモアナショッピングセンターを左に見ながら、バスはカピオラニ通りを進みます。その後はアラパイ通り、ベレタニア通り、ホテル通りを走りながら、ダウンタウン、チャイナタウンへと向かいます。

チャイナタウンを通過するとキング通りからリリハ通りに右折で入り、北(山の)方向に走ります。リリハには目立った観光地はありませんが、リリハベーカリーという美味しいパンやケーキが楽しめるお店があります。

このように、この13番バスはどこで乗ってもとても便利なルートです。観光であれば、ワイキキとハワイ大学間の移動や、ワイキキ、あるいはアラモアナショッピングセンターからチャイナタウン方面への移動にも良いでしょう。乗り換えなしで行けるので、すごく気楽に乗れます。

13番バスでアラモアナショッピングセンター(近辺)からワイキキに戻る時には、ショッピングセンターの山側のカピオラニ通りに出て、左に少し歩いたところにあるバス停から乗ります。右方向に歩けば、カヘカ通りの近くにもバス停があります。道の向こう側に First Hawaiian Bank が見えます。カヘカ通りはドンキホーテがある通りなので、ドンキホーテで買物をした帰りに、このバス停から13番バスでワイキキ方面に戻るのも良いですね。

 

2番バスの使い方

2番バス

8番バスでもお話しましたが、ワイキキーアラモアナ間の移動には2番バスも使えます。

8番バスと何が違うかというと、2番バスはワイキキーアラモアナ間を最短距離で結ぶルートで、移動に要する時間が短くて済むところです2番バスはクヒオ通りからすぐにカラカウア通りに入りアラワイ運河を越え、コンベンションセンターを左に見ながら、山(北方面)に向かって走り、左折してベレタニア通りに入るルートです。

2番バスはアラモアナショッピングセンターの前を通りません。従って、目的によって、2番バスを使ったほうが良い時と、使わないほうが良い時があります。

例えば、ドン・キホーテへの買い出しや、後にお話するキング通り、ベレタニア通りを走る1番バスへの乗り換えなどに、2番バスはとても便利です。

ドン・キホーテは、カラカウア通りから見えません。バスがアラワイ運河を超えてから2つめのバス停が一番近いバス停です(アナウンスも流れます)。降りましたら反対側に道を渡り、Malakoa通りを約1分ほど歩くと、ドン・キホーテの建物が見えて来ます。ちなみに、ドン・キホーテよりも手前には、韓国食材を扱っているスーパーもあります。ドン・キホーテを通過し、Makaoa通りをさらに歩くと、やがてケエアモク通りにぶつかり、ウォルマートの大きな建物が見えます。)

ここで改めて2番バスのルートを確認してみましょう。

東側のスタートはカピオラニコミュニティーカレッジ(KCC)で、ルートはカパフル通り、クヒオ通りを通り、カラカウア通りへと続きます。運河を越えながら、そのままカラカウア通りを北上しベレタニア通りを左折。その後ホノルル美術館、ホノルル庁舎の前を通り、さらに州立美術館などに停車しながらダウンタウン、チャイナタウンを抜け、その後スクール通りを走ってビショップ美術館の近くを通過したあと、西側の終点であるカリヒトランジットセンターに至ります。

このように、2番バスはホノルル市内の広い範囲を走っています。

従って、観光でも2番バスに乗らない手はありません。例えば、ワイキキからホノルル美術館に行き、その後はチャイナタウンまで乗って飲茶をしたり、ヌウアヌ通りのおしゃれなお店を見て回る、あるいはビショップ美術館まで足を伸ばして、ハワイ文化にどっぷり浸かるのも良いでしょう。

ビショップ美術館は、道路の混み具合にもよりますが、ワイキキからは40分ぐらいかかります。スクール通りに入りましたら、アナウンスに注意しましょう。バス停はSchool St + Kapalama Stです。降りたら反対側に道を渡り、Kapamala Stを歩きます。右斜め方向に注意てして歩くと、やがて住宅街の中に美術館が見えて来ます。

ビショップミュージアム庭からみたダイアモンドヘッド

小銭の心配なし!これで安心 1 Day Pass

バス移動には、「1 day pass」がとても便利。

バス料金は、1回だけ乗るのであれば、2ドル75セントです。

しかし、2018年1月から、5ドル50セントでその日に限り、無制限に乗れるようになりました。1 Day Pass (ワンデーパス)と言います。

もし、「絶対に1回だけしか乗らない」、と分かっていれば、2ドル75セントを払えば良いと思います。

でも、バスで観光するのであれば、少なくとも往復で2回、乗り換えに数回、ちょっと寄り道でまた数回、と乗車回数は増えるでしょう。

さらに、観光やショッピングで長時間、歩いていると疲れます。ちょっと歩くのも辛くなります。それにハワイの日中は、正直言って暑い。「あぁ、疲れたな、ちょっとバスに乗れたらな」、と思うのが心情であります。

そんな時に、小銭のことを考えず、気軽にバスを利用できるこのワンデーパスは、本当に有り難いのです。(2018年以前にバスを使ったことがある方は、いかにこのシステムが「観光に有り難い」システムかが実感できると思います。)

そういう訳で、私は、よっぽどのことがなければ、このワンデーパスを購入されることをお勧めします。

では、どこで購入するのでしょうか?答えは簡単。バスに乗った時に、「ワンデーパス、プリーズ」と言い、5ドル50セントを料金箱に入れると、「その日のみ有効」のチケットをくれます。

これは1日、使えますから(厳密に言えば、夜中の2時59分まで使えます)、失くさないようにしましょう。ともすると、くちゃくちゃと丸めたくなるような「紙切れ」のようでもありますが、大切に扱いましょう。

One day pass

料金箱には、紙幣と1セント硬貨を除くすべての硬貨が使えます。

一人であれば5ドル札1枚に50セント分の硬貨を入れます。もちろん、1ドル札5枚でもオッケーです。二人だったら、11ドルですから、紙幣、硬貨を合わせてかっきり11ドルを入れます。

注意はおつりが出ないということです。二人だからといって、15ドルを入れても、おつり4ドルは戻りません。

時々、バス内でお金をくずしてくださる優しい人もいらっしゃいますが、少なくとも運転手はそのようなことはしません。

日本からいらっしゃると、銀行で両替したピン札を持って来られることが多いと思いますが、硬貨が必要ですので、乗る前に準備をしましょう。

ハワイに到着したら、ホテルの売店でもABCストアーでもどこでも良いですから、上手に買い物をして(これ大切)小銭をためてください。

もしも、1か月以上、滞在するのであれば、その時はMonthly Passを購入すると良いでしょう。70ドルです。

このMonthly PassはセブンイレブンやFoodland、Times Supermarketあるいはアラモアナショッピングセンターのサテライトオフィス(山側にあります)で購入できます。(少し遠いですが、Kalihi Transit Center やハワイ大学でも買えます。)

ここで一つ。このMonthly Passを購入する際に参考にして頂きたいのが、パスの有効期間です。このパスの有効期間はその月の一日から末日までです。ですから利用開始日(購入日)が遅くなればなるほど、パスを使える期間も減ることになります。

とは言っても、1日2回、毎日バスを利用するとして、約2週間で元はとれますから、バスの利用回数によっては、中旬ごろから買ってもまだまだおトク!になるでしょう。

パスの購入日が10日以降になると、セブンイレブンやスーパーマーケットでは売り切れていることもあります。そのような時は、少し手間がかかりますが、アラモアナショッピングセンターのサテライトオフィスに行くと良いでしょう。サテライトオフィスは月曜日から金曜日の朝9時から夕方5時まで開いています。

もし、1年以上、滞在することが分かっていれば、そして車を買わないのであれば、1年間パスも770ドルであります。これはKalihi Transit Center のThe Bus Pass Office で購入出来ます。1年間パスは、購入日から1年間、有効です。

こうなれば、鬼に金棒!でも、くれぐれも失くさないでくださいね。