ハワイでも花粉症?VOG?

ハワイで風邪・花粉症?マスクを持っていると良いかも!

今日の「よもやま話」のトピックは、人によってはアレルギー症状が出るといわれるVOGについてです。

日本では春先になるとスギやヒノキによる花粉症、夏季はブタクサによる花粉症が有名ですね。

花粉症は世界各地で認められる現象とのことで、ハワイでも春になると、マンゴーの花粉症が発生して、人によってはくしゃみ連発となるのだそうです。

日本の春、「花粉症から一時でも開放されるわ!」とオアフ島に来てみたものの、「あれ、まだ鼻水?」

そんな時はもしかして、、、マンゴー花粉症かも知れません。

念のために、マスクはバッグに入れておきましょう。

さて、花粉が原因ではありませんが、ハワイでは火山灰によって引き起こされるアレルギー症状があるようです。

霧のFog、あるいはスモッグ(Smog)と、火山のVolcanoをあわせた言葉で、Vogと呼ばれるものです。

山から吹き降ろす貿易風が止まり(弱まり)、海から吹きつけるコナ風によって、ハワイ島のキラウエア火山の火山灰がオアフ島にまで飛来するのだそうです。

筆者は鈍感なのであまり解りませんが、Vogになると、少し空気がかすんでいるように感じます。

そして、人によっては、鼻がムズムズしたり、くしゃみが出ることがあるかもしれません。

風邪をひいてないのに鼻水?そんなときには、もしかするとVogの影響かも知れません。

オアフ島にいらっしゃる時には、念のため救急セットのなかに、マスクを入れておくことをお勧めします。

(もちろん、ハワイでも売っています。)

ブレイスデールセンターへのアクセス

ニール S. ブレイスデールセンター(Neal S. Braisdell Center)をご存知ですか?

アラモアナショッピングセンターの山側、カピオラニ通りをダウンタウンに向かい、2ブロックほど走ると、ワード通りとの右側の角に巨大な建物群が見えます。

それが、通称ブレイスデールセンターとも呼ばれる、円形アリーナ、長方形の展示施設、そして劇場からなる複合施設です。

3つの建物がワード通りに面し、カピオラニ通りとキング通りに挟まれるような形で建っています。

この施設は1964年に建てられ、その後、拡張や改築を経て、現在は海外からのコンサート等を含め、ほぼ毎週、ユニークな展示会、スポーツ競技などの各種イベントが開催されています。

また2000台の収容力をもった駐車場も準備されているため、各種イベント時には大勢の人が集まります。

ここでのイベントとして、チケットなどがなくても気軽に行けるのは、毎週水曜日の4時から始まるファーマーズマーケット(駐車場で開催されます)でしょう。

一方、無料ではありませんが、週末はハワイシンフォニック交響楽団によるクラシック音楽の演奏や、アメリカ本土、さらにはヨーロッパからの各種コンサートなどがあります。

さて、筆者の一押しとしては、8月下旬の週末に会される、Made in Hawaii Festivalがあります?

これはハワイ全土の物産展で、ハワイの特産品、例えば、コアの木のインテリア家具や小物、キルティング、ムームー、水着、貝細工、真珠、Tシャツ、若いデザイナーによるアクセサリーなど、展示され即売される催し物です。

基本的に食料品以外は長方形の展示施設で(一部、食料品もあり)展示されており、円形のアリーナではハワイ特産の美味しいコナコーヒーやポケ、飲茶、バター餅、ボップコーン等のスナック、アイスクリーム、パンなどあらゆるハワイアンフーズが販売されていて、確実に半日は過ごせます

一番嬉しいのは、お値段がとてもリーズナブルなことです。

例えば、コアの木で作られてたアクセサリーなどは、普通のお店で買うよりも安く手に入りますし、食べ物もたっぷりのボリュームでリーズナブルなお値段になっています。

ちょっとユニークなお土産を探してみたり、自分おために素敵なアクセサリーを買ったりするのにとても良いと思います。

このイベントのほかにも、Annual Hawaii Collector’s Expo もとても面白いです。

ここではアンティークのアクセサリーや、古いレコード、ポスター、日用雑貨、おもちゃなどのほか、言い方は悪いですが、ガラクタもあります。

日本のフリーマーケットのようでもあります。

実際に買うものは限られているかも知れませんが、品物を見ながら、お店の人と話をしたりするのも楽しいですよ。

私はかつて、ここで古い生地を買い、テーブルクロスを作りました。

物産展やコレクターズエクスポといった大きなイベントでは、入場料を払います。

大人で5ドル程度です。

チケットはアリーナと展示会場のすぐ近くにあるちいさな丸いチケット売り場で購入します。

前売りチケットもありますので、ブレイスデールセンターのウェブサイト等で確認してみてください。割引があることもあります。

さて、肝心のバスでのアクセスをお話します。

先ほどもお話しましたように、ブレイスセンターは3つの建物で構成されています。

バス停は、この建物群を囲んでいるカピオラニ通り、キング通り、ワード通りの3箇所あるのですが、停車するバスはそれぞれ異なります。

従って、バスでのアクセスの場合、ご自分がどの建物に行くのか、そして今、どこにいるのか、この2点によって、利用するバスの番号を適宜変更するのが良いと思います。

もし、今、ワイキキにいらして、ブレイスセンターに行きたい、と思われたときには、2番バスが最も簡単です。

乗り換え無しです。ただし停車するのはベレタニア通りなので1ブロック歩きます。

本当なら、劇場に近いキング通りのS.King St – Ward Aveというバス停で降りたいところですが、このバス停はダウンタウン方面から来るバスのバス停です。

そう、キング通りはダウンタウン方面からの一方通行なのです。

従いまして、ワイキキからのアクセスの場合には、S. Beretania – Ward Aveでの下車となります。

ホノルル美術館の目の前のバス停ですのですぐにわかります。

バスを降りましたら、すぐそばの横断歩道をキング通り方向に渡り、そのまま歩きますと、劇場が見えてきます。

ちなみに、バスを降りてからキング通りまで、トーマススクエアーという緑地(公園)があり、中央には大きバニヤン(ガジュマル)の木があります。

もし、ワイキキ方面から、バレエやクラシックコンサートなどで劇場にいらっしゃるのであれば、この2番バスを利用されますと、比較的、歩く距離も少なく、楽にアクセスできると思います。

往路で直接ワイキキに戻りたいときには、キング通りの2番のバス停で乗ります。乗り換え無しでワイキキまで戻れます。

(このバス停には1番バスも停まりますので、乗車の際には、念のために確認してくださいね。)

次に、カピオラニ通りのバス停を利用するケースをご説明します。

カピオラニ通りは、両車線です。

従いまして、アラモアナショッピングセンター方面からでも、ダウンタウン方面からでのアクセスでも同じ番号のバスをご利用頂けます。

停留所はKapiolani Ble + Ward Avです。

3、9.13、40、52、53番バスが停車します。

もし、今、あなたがアラモアナショッピングセンターにいらっしゃるのであれば、山側のバスターミナルから40、52、53番バスに乗るか、カピオラニ通りまで出て、3、9、13番バスに乗りましょう。

カピオラニ通りの3ルートのほうが、頻繁に走っていますので、急ぎのときには通りに出て、道路の向こう側に渡った所にあるバス停でお待ちください。

2つ目のバス停で降車します。

では最後、3つ目のアクセス、バス停をご紹介します。

ニール・ブレイスセンターの正面玄関は、一応、ワード通りに面していますが、その正面玄関の目の前にぴったりと停車するバスは15番バスになります。

バス停名はWard Ave- Kapiolani Stです。

ただし、ここで注意することは、バス停は、玄関の目の前にあるのではなく、ワード通りを渡った、向こう側にあるので、バスを降りたあと、道を渡らなくてはなりません。

15番バスのルートには、一部に循環ルートがあり、ワード通りはちょうどその循環ルートにあるため、バス停が片方の車線にしかないのです。

ワード通りは広い通りですし、交通量も多いので、「ちゃちゃ」っと道を渡ることは出来ません。

安全確保のためにも、一旦カピオラニ通りまで歩き、横断歩道を渡って下さい。

観光においてこの15番バスに乗って、ブレイスセンターに行くことは、殆どないと思いますが、あるとすれば、タンタラスの丘から、あるいはSpalding House (昔はコンテンポラリー美術館という名称)からのアクセスかと思われます

反対に、ブレイスセンター前の15番バスのバス停から乗車しますと、バスはApalai transit centerという大きなバスターミナルを経て、そこからSpalding House、タンタラスの丘方面に向かいます。

午前中にイベントを楽しみ、バスの時刻が合えば、タンタラスの丘、あるいは美術館めぐりも悪くありません。

注意:15番バスは1時間に1本程度の走行なので、時刻表をよく確認してください。

(Honolulu Museum of Art : Spalding Houseの入り口)

BON Dance in Hawaii ハワイバスに乗って行こう!

HawaiiのBon Dance

7月、8月は盆踊りの季節ですね。

日本の暑い夏、夕暮れ時になると、そこここの町や村で盆踊り大会(夏祭り)が開催されますね。実はそれはハワイも同じなのです。

7月にもなると毎週末、オアフ島のみならずハワイ州のどこかのお寺で「Bon Dance」祭りが繰り広げられています。

中でもオアフ島、Moiliili地区で開催される「モイリイリ本願寺(浄土真宗)盆踊り」大会は最も大規模なBon Dance Festivalとしても有名です。

これは7月上旬開催される、2日間の夏祭り(Summer Fest)で、そのうちの1日が盆踊り大会です。

モイリイリ本願寺以外にも、ハワイ大学、カメハメハスクール、日本文化センター、モイリイリコミュニティーセンターがこの夏祭りを共同で開催しています。

車でやってくる大勢の人に対しては、近くのハワイ大学の駐車場からシャトルバスでの送迎サービスまである、という盛況ぶりです。

モイリイリ本願寺主催のBon Danceにバスでアクセスする方法はいくつかあります。(注意:モイリイリ本願寺でBon Dance Festivalが開催されるのではなく、1100 University Ave(かつてVarsity Theater があったところで現在は駐車場になっています)で開催されますので、お寺には行かないようにしましょう。)

アラモアナショッピングセンターからはUniversity/ Woodlawn 行きの6番バスを利用しましょう。アラモアナショッピングセンターの山側にあるバス乗り場(一番右側にあるバス停)から乗ります。

反対方向(Pauoa)に行く6番バス(行き)も同じバス乗り場に止まりますので、乗車時には行き先を注意してください。

バスはアラモアナショッピングセンターを出ますと、ドンキホーテがあるKaheka通りを走り、やがてKing通りに右折して入ります。

King通りは西から東に向かって走る一方通行の大通りでしたね。

しばらく走りますと、この通りからUniversity Aveを左折しますので、左折をしたら最初のバス停(King St + University Ave)で降りましょう。

降りてからこの通りの反対側に渡りますと、もう会場が見えます。

もし、ワイキキからアクセスするのであれば、まず2番バスに乗り、カラカウア通りとKing通りが交わるところ、King St + Kalakaua Aveで降ります。

降りてから、キング通りを東方面に少し歩きますと、1番バスのバス停(King St + Punahou St)があります。そのバス停から1番バスに乗り(1でも1Lでも大丈夫です。1Lは急行バスですので、降りそこなわないように、アナウンスに注意していてくださいね。)、King St + University Aveで降ります。

バスを降りましたら、King Stを反対側に渡り、さらに目の前を走るBeretania St(東から西方面の一方通行)も渡ります。

そうしますと、もうBon Danceで賑わう広場が見えてきます。

さて、盆踊りは5時スタートですが、5時少し前に現地に行ってみると、すでに多くの人々が集まっています。

やがて音頭が流れはじめ、東京音頭や炭坑節にあわせて櫓の周りで盆踊りを踊る人、周りで手拍子する人、親しい友人と楽しく挨拶したり会話をする人、踊りそっちのけでお弁当をほおばる人、など、様々な風景が見えてきます。

櫓の上には太鼓を叩く人やアナウンスをする人もいます。英語です。

踊っている人々の格好も様々です。お揃いの半被を着て、日ごろの練習の成果を存分に発揮している人たち、浴衣を着た老若男女、Tシャツ・短パンで友人と踊る人等々です。

興味深いのはそこに集まる人たちの人種の豊富さです。日本人を含むアジア系の人々、ハワイアン、白人。彼らが輪になって「ハ~~、よいよい」と言って踊る様子は、その人種のバラエティーさを除けば日本の盆踊りと何ら変わりません。

少し離れたところには、屋台が並んでおりまして、人々はワイワイ言いながら、シェイブアイスやサーターアンダギー、綿菓子、ポップコーン、ジュースなどを口にしています。とにかく賑やかであります。

そんな中で、なぜか若い女性が一人、ギター片手に歌をうたっていたりするのも面白い風景です。

「何で、ここで歌歌うかな?」と思う筆者ですが、当の本人はそんなことおかまいなく、むしろ楽しそうでありまして、彼女の歌を聴いている2,3人と楽しく歓談しているのです。

いかにもハワイ的な風景であります。

ハワイに根付いた盆踊り

Bon Danceがハワイにいかに根付いているイベントかは、テレビで流れる盆踊り大会の開催案内放送を見ているとよく解ります。

日本のテレビ番組を放映しているKiku TVを観ていると、毎日、決まった時間にハワイのローカル情報が画面上に次々と流れます。

盆踊り大会の予告もその画面に出てきます。

詳しく読まないまでも、「そこかしこ、Bon Danceだらけではないか?!Bon Danceがハワイでこんなにメジャーとは!」と、驚きます。

そもそも、盆踊りの起こりについては、諸説あるようです。

が、いずれにせよ、かつてハワイに移住してきた日本人が、過酷な労働・生活環境の下、生き延びるための精神的支柱として、仏教を信仰し、先祖供養を目的とする盆踊りを通して年に一度、人々と集い、励ましあい、仲間との結束を確かめていたのかも知れません。

あくまでも筆者の個人的な考えですが、「一緒に輪になって踊る」という行為は、彼らが日本人のルーツに立ち戻る貴重な機会だったのかも知れませんね。

現在では人種の枠を超えて、異なるルーツを持つ多数の民族がともに踊っています。

その有様は、移民として150年間、ハワイで生きぬいてきた日本人が、これまでも、そしてこれからも平和的な共存共生を何よりも大切に思っていることを語っているようにも見えます。

夏休み、観光でハワイに行って、もし、こんな風景に出会ったら、踊りの輪に入ってみるのも良いかもしれません。