オアフ島 17番バスと18番バス(後半)

便利だけどトリッキーな18番バスに乗ってホノルルを満喫しましょう

前回のブログでも少しご紹介しましたが、18番バスがなぜ、トリッキーかと言いますと、バスルート途中にバスの番号が18番から24番に変わるからです。

18番バスに乗ったはずなのに降りたら24番ばすになっている・・。

「はて、自分はどこかで乗換えをしたっけ?う~む、ボケが始まったかな。」と、妙な心配まで出てきます。

(普通、乗っていたバスから降りた時、わざわざ振り返ってバスの番号なんて確認しませんよね。でも、バス番号が変わったことを知らないでいると、帰りに「乗ってきたはずの(18番)バスが来ない!」ということになります。)

しかし、最初から、バスの番号が途中で変わるのだ、と知っていれば、なんら問題ありませんね。

こんな「無茶振り」を発揮する18番(24番)バスですが、実際はとっても便利なバスですので、是非、ご活用を考えてみてください。

では、18番(24番)バスのルートを確認しましょう。

アラモアナショッピングセンターからワイルダー通りまでは、17番バスと同じです。

ケアアモク通りを走る17番バスは、ワイルダー通りとの交差点をそのまま通過、直進しますが、18番バスはケエアモク通りからワイルダー通りに右折して入ります。

(これはケエアモク通りを北上してきた18番バスが、まもなくワイルダー通りを左折するところを、筆者がバス停(Wilder Ave + Keeamoku St)から撮ったものです。)

ワイルダー通り沿いにあるプナホウスクールを過ぎ、少し直進したあと、上り坂のメトカーフ通りへと左方向にゆるく曲がり、そのままハワイ大学に向かって走ります。

このあたりは、以前、ご紹介した4番バスのルートと重なりますね。

もし、今、あなたがアラモアナにいらして、「ハワイ大学に行きたい」と思われたら、一つの選択肢として、18番バスの利用をお勧めします。

なお、アラモアナショッピングセンターからハワイ大学へは、6番バスでも行くことができます。走行頻度は6番バスのほうが多いです。)

さて、この後、バスはユニバーシティー通りからドール通り、そしてワイアラエ(Waialae Ave)通りを走ります。

さらにワイアラエ通りからカピオラニ通り、カイムキ通り(Kaimuki Ave)を経て、カパフル通りに入ります。

バスの番号が変わるのは、Kaimuki Ave + Kapafulu Aveのバス停と、次のバス停、Kapahulu Ave + Opp Olu Stの間で、このバス停の看板に書かれているバスの番号は24番になっています。(ついでに、13番、14番バスも停車します。)

目印として、バス停の目の前にはセーフウェイ(スーパーマーケット)をはじめとしたショッピングセンターがあります。

(近くにはマラサダで有名なレナーズベーカリーもあります。)(比較的目立つ店構えです。)

ところで、カパフル通りって、どこだっけ?そうですね、確認しましょう。

カパフル通りは、ワイキキのクヒオ通りと交わる通りで、ホノルル動物園の前の通りです。

つまり、アラモアナショッピングセンターを出た18番バスは、マキキなど、フリーウェイより山側にあるいくつかの地区を経て、約30分後には、ワイキキの動物園まで来ている、ということになります。

では、先を続けましょう。

24番(18番)バスは一瞬、ワイキキビーチを右手に見ながら、カピオラニ通りを左折で入り、さらにすぐに左手にあるモンサラット通りを走ります。

(カピオラニ通りからモンサラット通りに入る分岐点のあたり)

このモンサラット通り沿いには、美味しいレストランや小さなブティックなどがある楽しい通りです。

ダイアモンドヘッドの登山口の前を通り過ぎ、18th Ave (18th 通り)を経て、Kilauea Ave(キラウエア通り)をカハラモールに向かって走ります。

キラウエア通りからPahoa Aveへ左折しますと、すぐにバス停(Pahoa Ave + Kilauea Ave)があります。カハラモールに行かれる時は、このバス停で降りると良いでしょう。

バスはこの後、一路、Kalanianaole Hwy(カラニアナオレ通り)をアイナハイナに向かって走ります。

アイナハイナは観光地ではありませんが、綺麗な海を眺めながら、アイナハイナショッピングセンターまで行き(バス停はW Hind Dr + Kalanianaole Hwy、カラニアナオレ通りからウェストハインド通りに曲がったところにある)、そこで一休みして戻ってくることも悪くありません。

帰り(逆方向)は若干のルートの違い(ケエアモク通りではなく、ペンサコーラ通りを通るなど)はありますが、ほぼ、同じルートでアラモアナショッピングセンターまで戻ります。

18番(24番)バスは、このようにホノルル市内をユニークなルートで走る、とても使えるバスルートであることがお分かりと思います。

「痒いところに手が届く」的とでも良いましょうか、、。

走行の途中でルート変更があることについては、慣れない観光客にとっては、「それってあり?」ですが、そこは先方の事情があるのでしょう(多分)。

「ふ~ん、そうなんだぁ、、、」とスルーしてください。

このモヤモヤ気分とは別に、1つ残念なのは、使えるルートの割りに、18番(24番)バスの走行頻度が低いことです。(1時間に1本程度。

もし、ショッピングや観光の途中、どこかで18番(24番)バス、あるいはバス停に遭遇した際には、ひとまず「おっ!これは確かアラモアナショッピングセンターまで行くバスだったな!」とか、「これに乗るとカハラモールに行けるだよね。」といった具合に思い出してみてください。

頻度は少ないですが、タイミングがよければ、利用する機会が出てくるかも知れません。

アイナハイナとアラモアナショッピングセンター間は、時間にしますとおおよそ1時間です。

全てのルートを乗らないまでも、ワイキキーカハラモール間の移動、アラモアナからハワイ大学やカパフル通りへのアクセスなど、観光やショッピングに便利に使っていただけると思います。

オアフ島 17番バスと18番バス(前半)

南北に走る17番バス、トリッキーだけど便利な18番バス(24番バス)に乗って、マキキファーマーズマーケット、カフェに行ってみましょう。

マキキという地名を聞いたことがありますか?

場所はアラモアナショッピングセンターの山側、フリーウェイを越えたあたりから始まる地域を指します。

今回(前半)、ご紹介する17番バスは、マキキ地域を中心に循環しています。

次回(後半)でご紹介する18番バスは、マキキのほかにプナホウ、ハワイ大学、カパフル、ダイアモンドヘッド、カハラ、ハワイカイまで広く走ります。

特に18番バスは、ルート走行中にバスの番号が変わるという離れ業、「それってありですか?」的な荒業をすましてやってのける、トリッキーなバスとなっています。

17番、18番バスは、アラモアナショッピングセンターを出発すると、一気に山側に向かって走る、いわば「縦」のルートが特徴的です。

この2つのバスルートは、アラモアナショッピングセンターからケエアモク通りを北上することろまでは同じですが、フリーウェイを越えたワイルダー通りからルートが大きく分かれます。

(ケエアモク通りの下を通るフリーウェイ。画面左側に通りを進むとマキキに入ります。)

番号が近いので、つい、同じようなルートかしら、と思いがちですが、それは途中までのことで、乗り違いますと、あれれ~~、ということになります。

(乗車時にバスの番号をきちんと確認しておけば、心配はご無用です。)

それではさっそく、17番バスのルートを確認しましょう。

17番バスは比較的、狭い地域を走る循環バスで、アラモアナショッピングセンターを出発したあと、ケエアモク通りを北上し、フリーウェイを越え、さらにマキキの目抜き通りであるワイルダー通りを通過して、Nehoa Stまで北上します。

Nehoa Stに左折で入った後、ルーズベルト高校の前を通り、じきにペンサコーラ通り(Pensacola St)に入ります。

この通りをカピオラニ通りにぶつかるまで、ひたすら南下(海に向かって走る)し、カピオラニ通りを左折した後、アラモアナショッピングセンターに戻ってきます。

17番バスのもう一つの特徴は、アラモアナショッピングセンターを基点とした、一方方向のみの循環ルート(反時計回り)であることが挙げられます。

従って、17番バスはこれからお話するマキキファーマーズマーケットやMakiki shopping village等へのアクセスとともに、北上、南下する際に通過するキング通りやベレタニア通り周辺のお店、レストランへのアクセスにもとても重宝します。

特に買物で疲れた、荷物が多い、そんな時に、この17番(途中までは18番バスも)を知っていると、とても便利なのです。

マキキってどんなところ?

マキキファーマーズマーケットへのアクセスをお話する前に、少しマキキ地域についてお話します。(不要な方は飛ばしてください。)

マキキは観光目的では殆ど立ち寄らない地域ですが、アラモアナショッピングセンターからケエアモク通りを山に向かってバスで約10分程、走ったところにある、徒歩でも行ける静かな住宅街です。

マキキを東西に走る目抜き通りは、ワイルダー通りと言います。(4番バスをご紹介した時に出てきた通りの名前です。)

(ワイルダー通りのKeeamoku + Wilderのバス停です。4番、18番バスが停車します。)

住宅街を走るワイルダー通り沿いには、一軒家やコンドミニアム(日本で言うマンション)やアパートのほかに大きな私立の学校、さらには官約移民として始めてハワイに渡った人々のお墓があるマキキ墓地(Makiki cemetery)、教会、公園(Makiki District Park)などがあります。

Makiki Shopping VillageとShore Shot Cafe

ケエアモク通りからワイルダー通りを左折して西方向に行くと、ケワロ通り近辺にマキキショッピングビレッジ(Makiki Shopping Village)があります。

同じVillageでも、ヒルトンハワイアンビレッジのような規模を思い浮かべないでくださいね。

規模はとても小さく、全部で7,8件の小さなスーパー、床屋、レストラン(食堂と言う感じ)などがひっそりあるのですが、その中に「Shore Shot Cafe」と言う名のカフェがあります。

うっかりすると見落としてしまうほどの小さいドアです。

中は至ってシンプルな内装で、オーダー用のカウンターのほかには、小さなテーブルが数台と椅子が置かれています。

どこか寂しい感じがしないわけでもありませんが、メニューは豊富です。コーヒーをはじめとする飲み物、食べ物はスコーン、マフィンから始まり、ベーグル、サンドイッチなど、どれもボリューム満点!そして美味です。

もちろん値段もリーズナブルです。

筆者は朝、仕事に行く前に立ち寄って、アイスコーヒーやマフィンをよく買いますが、ウィークデーの朝6時(日曜日は7時から)から夜6時の閉店まで、概ね、人が絶えません。

cafe cup(Sure Shot Xafeで買ったマグカップです。)

マキキ ファーマーズマーケット

(地元の人たちで賑わいます。)

ケエアモク通りとワイルダー通りの角には、マキキディストリクトパークという芝生のグラウンドがあります。毎日小さい子供から大人まで、サッカーの練習をしたり、ベンチに座ってレイを作ったり、犬と遊んだりしています。

(マキキディストリクトパークの看板です。あまり目立っていません。)

ケエアモク通りからワイルダー通りを右折し、1ブロック先のマキキ通りとの角にマキキ教会があります。

この教会の駐車場スペースを利用して、毎週木曜日の夕方からマキキファーマーズマーケットが開催され、多くの食べ物を提供するテント(ブース)が立ちます。

マーケットで購入した食事は、スペースに設置されたテーブルで食べることも出来ます。

また、ほぼ毎週、ミュージシャンがマーケットに来て、ハワイアンや、ポップミュージックを感じの良い音量で演奏しています。

人々は音楽をバックに、買ったお弁当を食べたり、知り合いとの会話にいそしんだり、あるいは八百屋さんで品定めをするのに熱心です。

(これで、10ドル以下でした。)

木曜日の夕方、マキキ近辺を通ることがあったら、立ち寄ってみてください。

アラモアナショッピングセンターから17番だとKeeamoku Ave + Wilder St18番バスであればKeeamoku Ave + Makiki Stで下車します。