ラナイでキャンドル作り。

皆さま、こんにちは。

昨日は朝から涼しかったので、久しぶりにラナイでキャンドル作りをすることにしました。

ラナイは西陽が挿す時間は暑くて何も出来ませんが、午前中は朝陽が程よく差し込み、朝食や昼食をとったり、新聞を読んだり、自家製マスクを縫ったりするには最高のスペースになっています。

ラナイでのキャンドル作りも、ここハワイならではの楽しみです。

いざ、キャンドル作りだ!と決めた途端にまずやることは、ラナイの床にピクニックシートを敷くことです。(実はワックスは掃除が大変です。)

もしもの事態(ワックスを大量にこぼすなど)を想定しながら、頭の中ではどんなキャンドルを作ろうかしら?と考え始めますと、次第に気持ちもワクワクしてきます。

キャンドルのデザインを考えます。

マーブル柄のキャンドル

さて、準備をしながらキャンドルのデザインを考えますが、おおよそ筆者はその日の気分で色や香り、形を決めています。

今回はなんとなくマーブル柄のキャンドルを作ってみたいと思い、まずは色の組み合わせと、固めるための型(モールドといいます)を決めました。

モールドにはアルミ製やポリカーボネート製、あるいはシリコンがよく使われますが、今回はアルミ製で円筒型のものを使うことにしました。

色については四柱推命や九星などで出てくる様々な「星」に対応している色を組み合わせることにしました。(意味不明の方もいらっしゃるかもしれませんが、スルーしてください。)

相性の良い星(相生相剋の相性関係)の色を使って、自然(木、火、土、金、水)が調和した様子をイメージし、色の配置などを考えました。

最後に香りです。

イメージしているキャンドルにもよりますが、昨日の朝は少し曇り空でしたので、気持ちが明るくなるようなマンゴーの香りをアレンジしたトロピカルな香りを選び、赤系と緑系の色を使って、花畑のようなキャンドルを作ることにしました。

筆者の場合、作っているうちに気分が変わってしまい、最初にイメージした通りのキャンドルにならないことが多いので、即席で描いたイメージ画をじっと見つめ、今日は「絶対に心変わりしない!」と誓いを立てて(大袈裟!)作業に取り掛かりました。

さぁ、どんな作品ができるでしょう。楽しみです。

キャンドル作りは意外と簡単です。

キャンドル作りは基本的にはとても単純な作業です。

ワックスを溶かして適温になったらモールド(型)に注ぐだけなのです。

お菓子作りと似ていますが、キャンドル作りでも使う道具を整え、ワックスの量を測り、作業場を綺麗にしておくことで、スムーズに作業ができ、また出来栄えも良いように思います。

今回はイメージ画も描き、頭の中で作業手順を確認し、作業しやすいように道具を配置し、ワックスもきちんと計量し、モールドの準備も済ませました。

これで万事、うまくいく予定でした。

実際、作業はとてもスムーズに進み、溶かしたワックスにも綺麗な色と香りがつきました。

が、しかし!なんと!その後、モールドに注いだ熱いワックスの液が突然、粘土とテープで塞いだはずのモールドの穴からタラタラと漏れ出るというハプニングが発生したのです!

しかぁ〜し!、リタさんにはこんなハプニングも想定内です。

「はいはい、そうきましたかぁ。どこからでもかかってらっしゃい!」と、余裕ぶって対応し、内心はかなり焦っているくせに(と言いますか、熱い!)、その冷静沈着な作業ぶりに「成長したわ、私。」と、的外れなタイミングで自画自賛する自分を「ふふ」と笑ったりして、心とカラダがバラバラ状態のまま、手と頭が大忙しで動いている、そんな状態でした。

双六でいえば、調子良く半分ぐらい進んでいたのに、サイコロの悪戯で、突然、「振り出しに戻る」に止まってしまったようなものです。

結局、完成(上がり)までの時間も長くなり、ワックスも少し余計に使ってしまいました。

それでも面白いのは、好きなことだと失敗してもあまり落ち込まないことですね。

むしろ、今回は久しぶりにアルミのモールド(外から見えない)を使っての製作だったので、どのような出来上がりになるか期待感の方が優っていて、失敗も苦にならないのです。

「好きこそ物の上手なれ」ですね(筆者の技術は一向に上手になりません。)。

さぁ、遠回りをしましたが、ワックスも固まりまして、いざ、お目見えでございます。

じゃぁ〜ん。お花畑に見えるかしら??

木と火の色を入れたキャンドルの出来上がりです。

型から出した時の第一声は、「お〜〜。(出来たねぇ)」(カッコ内は心の中の言葉です。)

そして、改めてゆっくりと全体を眺めている時は、「あ〜〜」とか、「ふ〜〜ん、そうなのか〜。」など、反省したり納得したり、ちょっと嬉しくなったりと、様々な感情が湧き上がってきます。

思ったよりは色が出ました。すぐに火を灯すのは、もったいない気もしたので、代わりに以前使ったブルーグリーン系のキャンドルを灯してしばらく眺めました。

久しぶりのキャンドル作りは、まぁまぁ良かったのではないでしょうか。

小さな灯で部屋を灯しました

筆者の家のリビングは間接照明なので、夕方になってから再度、この小さなキャンドルを灯しました。

小さい灯でもホッとします。

この小さなキャンドルは、紙コップで作った、とても簡単な物です。

少しの時間と簡単な道具で、オリジナルのキャンドルが作れます。

好みの香り、好みの型で、あなたもキャンドルを作ってみませんか?

今朝、再度作ったキャンドルです。水、木、火の色を入れています。

新月の日には何をなさいますか?

5月23日は新月でした。

新月ですのでお月様は見えませんが、「新月には願い事をすると叶う」とよく言われています。本当かな?

皆さんはやったことがありますか?筆者はありますよ〜〜。

(満月の日にはお財布の掃除をしたり、日頃の感謝をお月様にお伝えしましょう、などと言われていますね。)

「こんなのは迷信でしょう?」と考えてしまえばそれまでですが、月の満ち欠けや月のパワーに関するはエピソードには、迷信的なものから科学的根拠のあるものまで数多あります。

数多あるということは、迷信的なエピソードの中にも「信ずるものは救われる」的ご利益があるのでしょう。

欲深な筆者は、「よ〜し、それだったらお願い事しちゃいますよ〜」と、両手をすりすりモミモミしながら、あこれと考えるのが大好きです。

小さい水晶です

結果、欲深すぎの筆者は早々に月の神様から見放されたようですが、月に1回、お月様を見ながら(新月は感じながら)、自分の願望や将来に思いを馳せたり、お財布を綺麗にしながら、その月のお金の使い方を振り返ったり、今後の計画を立てたりするのは悪くないように感じています。

石(パワーストーン)を洗いました。

さて、今回の新月では、筆者は自宅にある石を洗いました。

世の中ではパワーストーンとも呼ばれていますが、筆者はパワーの有無とは関係なく美しい色の石が大好きで、筆者の家にはそれなりの数の石があります。

友人から「石のパワーが落ちたと思ったら、水(塩水)で洗うと良いですよ。」と言われたこともあり、新月や満月の日には、いつもではありませんが、石の「大掃除」をます。

「お掃除をしたら本当に石のパワーが回復するのかしら?」。

よくわかりませんが、とにかくお掃除すれば石が綺麗になりますし、一緒に自分の気持ちもすっきりします。

それに、何よりも石を触ったり眺めること自体、とても楽しいのです!

どれも小さな石ですが、色が綺麗です。

さて、右の写真は水を張ったガラスのボールに、直径1センチ前後の小石をたくさん入れたところです。

綺麗になったところで、石の入ったガラスの器をおひさまにむけて覗いてみると、、。

笠間で購入したお気に入りのガラスの器はとても綺麗ですが、肝心の石たちは控えめに鎮座しております。

でもよしとしましょう。

あれ、あまり石が見えない。でもいいのです!ハワイの青い空にガラスも映えて綺麗だわ〜と、一人喜ぶ筆者です。
少し大きめの石。綺麗になった石をキャンドルの灯で照らします。

右の写真は直径3センチ前後、ちょっと大きめの石を集めたところにキャンドルを置いたものです。

綺麗になった石を見ていると、石の輝きも増したようにも思えて満足感に浸れます。

ずっと家に閉じこもっていますが、こんなことをしていれば、時間も忘れてあっという間に1日が過ぎていきます。

こういうのをオタクと呼ぶのかな?

筆者はハワイでも東京でも石屋さんを見てまわるのが大好きです。

そして必ずチェックするのは、ガーデンクオーツとガーネット、そしてトルコ石です。

理由はわかりませんが、惹かれるんですね。

占い鑑定の時には何となくお守り的に、アメトリン(シトリンとアメジストが混ざっている)や水晶、あるいはアメジストのような紫系の石を置いてます。

皆さんでしたら、どんな石をお守りで持っていたいですか?

アメトリンや紫水晶など、どれも美しい石ですね。

バス停のベンチで休息しましょう。

皆さま、こんにちは。

今日は久しぶりにバスブログらしく、バスに関連したお話です。

といってもバスそのものの話ではなく、バス停のお話です。

おやすみ処「バス停」で一息入れましょう

外出に制限がされているものの、一人で行う野外の運動は認められています。

と言いますか、むしろ奨励されています。

日頃の著しい運動不足状態を解消するべく、筆者も出来るだけ外に出てウォーキングしております。

ウォーキングは1時間から1時間半程度で、帰りにスーパーに寄ったりしますので、最長で2時間ぐらいになります。

さて、しばらく歩いておりますと、途中、少し疲れが出てきて、一休みしたくなります。

しかし、何もしないで立ちどまったり、しゃがんでいたりすると、「不要不急の外出でフラフラしている?」と疑われ、下手をしたらお巡りさんに職務尋問を受けるかもしれません。

筆者が歩くのはダイヤモンドヘッドやワイキキ、アラモアナなどのような普段から人が集まる地域ではなく、緑の濃いマノアやマキキ、パンチボール(元気だとリリハ辺りまで)などの静かな地域が中心で、歩いている人の数も少なく、職務質問するお巡りさんの姿も滅多に見ることはありません。

こんな道を歩いています。

また歩く時の筆者の見た目も、日焼け止めのほっかぶりのような帽子にサングラス、そしてマスクを着けた、100%「健康のために歩いてます!」オーラを放った中年女性なので、誰からも興味をひきません。

なのに元来の小心者、そして妙なところで生真面目になる筆者は、「いったん歩き始めたら、歩みを止めていけないのだ。ちゃんと目的があって歩いているように、さっさと歩かなければいけないのだ。目立ってもいけないのだ。」とバカボンのパパのような口調で自分に言い聞かせます。

自意識過剰もここまでくるとアホかと思いますが、ウォーキングのたびに、固い決意を胸に家を出るのです。

さぁ、元気よく出発しました。

しかし、いくら風が気持ちよく、鳥がチュンチュン鳴いても、坂の多い道をさっさと歩き続けていると、疲れが出てきます。

あぁ、ちょっと休みたいな。座りたいな。と思います。

でも、周りを見回しても休めるようなベンチもなければ芝生もありません。

唐突に道でしゃがんだり屈んだりしたら、変な人に見えるかもしれません。

仕方なく少しだけ歩調を緩め、心情的にはトボトボ歩いていると、何と!前方にあるではないですか!黄色のバス停の看板とベンチが!

「お〜、心の友。バス停!会いたかった!」と、内心は感激の再会モードですが、見た目はいかにもバス利用者のような顔をしてバス停に腰掛けます。

そのバス路線は普段から走行頻度が少ないバス停ですので、かなり座っていても誰も変だと思いません。

「そうなのよ。バス停って、バスを待つだけじゃないのよ。」(いえ、本当はバスを待つ所です。)。

筆者がいつもバスルートを気にして歩いているかと言えば、そうではありません。

しかし、時々バスルートに沿って歩いたり横切ったりしていると、こういう良いこともあるんですね。

寄りかかるタイプ

ただし、バス停にも色々あります。

とてもシンプルで木の電柱や、単なる立て看板だけで、ベンチもなければ屋根もないバス停です。

これはハッキリいって、休めません。バス停に寄りかかるだけです。

休むのであれば、屋根はなくてもベンチがあるところを選びたいですね。

バス停は突然のハプニングにも使えます(あまりないケースですが)。

筆者は外出禁止が始まった3月23日から、ほぼ毎日ウォーキングを楽しみましたが、悲しいかな、始めてから一ヶ月の間に、スニーカーの靴底が取れてしまうというハプニングが立て続けに3度(3足)、起こったのです。

そんな時でも、焦らずに(本当はすごく焦っている)一時、キョロキョロと周囲を見廻し、バス停を見つけたら、いかにもバスにでも乗るか?のような涼しい顔をして歩きます。

題名:「靴底とハワイの青い空」

ベンチに座ったら、そこでしばらく靴のメンテナンス(筆者の場合、メンテナンスが出来るような靴の状況ではなかったので、中途半端にくっついている靴底をひっぺがすだけの作業でした。)をし、また何もなかったようにまた歩き始めました。

片方の靴底が取れている訳ですから、左右の足の長さ(?)が違い、歩いていてとても違和感を感じます。

そして「何で靴底が取れるんだ?」と憤慨しながらの帰宅です。

運動靴なんて半永久的に履けるものだろうと思っていましたし、筆者の運動靴やスニーカーは古いものは20年以上、新しいものでも10年ちょっと、大切に使用していた愛着のある運動靴でした。

しかし後日、友人から「そんなの壊れるに決まってるでしょ?運動靴って消耗品よ。買いなさい。」とあっさり言われ降参です。

現在は、「履く運動靴がない、、」という状況に陥り、ウォーキングは暫しストップ状態です。

アラモアナショッピングセンターも少しずつのようですが、お店が再開しているようですね。

当面の筆者の楽しみは、コロナが収束してきたら、スニーカーを見にいくことです。

ウォーキングコースからの風景:ダイアモンドヘッドは今日も美しいです。

キャンドルの香りーアロマオイルその2

皆さま、今日も「ハワイバス日和ーキャンドリづくりときどき占い鑑定」までお越しくださいまして、誠にありがとうございます。

今朝は曇り空の下、久しぶりにアラモアナビーチパークでウォーキングを楽しみました。

このような海も美しいですね。

さて、前回は筆者のアロマオイルとの出会いや、その後アロマオイルをブレンドする楽しみについて、少しお話しさて頂きました。

本日は、そのエッセンシャルオイルの香りとキャンドル作りについてお話ししたいと思います。

エッセンシャルオイル=精油って何?

キャンドル作りのお話に入る前に、少しですがエッセンシャルオイル(精油)についてご紹介します。

精油(ここから精油でお話ししていきます。)にはとてもたくさんの種類があります。

ラベンダーやグレープフルーツ、シナモンやローズマリーなど、皆さまにもお聞き覚えのある植物の名前がたくさんあると思います。

樹木の香りは気分がすっきりしますね。

全ての精油は野や山に咲く花々や木々の葉や花、樹皮、種、樹脂などから有効成分を抽出したもので、100%天然素材です。もとの植物によって、独特の香りと機能が異なります。

ところで、そもそも香りとは何でしょう?

世の中にはジャスミンやローズの精油のようにうっとりする香りもあれば、思わず遠ざかりたくなるような香りがありますね。

実は精油の香りも含めて、全ての香りの正体は「分子」が集まったもので、その分子構造の違いによって、香り(匂い)が異なります。

あら嫌だわ、分子の話?そんなの辞めてよ!と思われた読者の皆さま。

はい、あと数行で終わります。

精油の香り(芳香成分)には、主として炭素と水素、そして酸素が含まれます。

そしてその化学構造は、「炭化水素」と呼ばれる炭素分子と水素分子で出来た化学構造に、官能基と呼ばれる酸素分子と炭素分子の化学構造がついています。(ちょっと複雑ですね。)

そして詳細は省きますが、その化学構造ゆえに、精油は「親油性」、つまり油との相性が良い性質を持っています。

これがこの後に続く話のポイントになります。

キャンドルは何で出来てるの?

キャンドル作りで使うワックス(ろう)にはいくつか種類があります。

例えば、植物由来のワックスですとパームワックスやソイワックスがあります。

ソイワックスで作ったキャンドルです。

また、動物由来ですと蜜蝋があります。蜂蜜の甘い香りがしますね。

筆者がアロマキャンドルと称して作っているキャンドルは、石油から精製されたパラフィンワックスと呼ばれるもので、やはりこれも詳細は省きますが、長鎖脂肪酸と呼ばれ、その化学構造に炭素分子数が多くある「炭化水素」です。

あれ?炭化水素?どこかで聞いた言葉ですね。

そうです、分子の大きさや構造は異なりますが、精油もパラフィンワックスも同じ分子を持っているのです。

従って、パラフィンワックスも精油も親油性を持った似たもの同士。精油で香りをつけることは問題なさそうですよね。筆者もそう思いました。

実際にラベンダーの精油で作ってみると、、

さっそくラベンダーの精油を準備しまして、まずは小さな紙コップを使ってアロマキャンドルの試作品作りに取り掛かりました。

小さな紙コップですから、パラフィンワックスの量も溶かした状態で50ml分で十分でしょう。

普通、アロマテラピーでトリートメントオイルを作る時の精油の量は、0.5mlで十分です。

精油は揮発性がとても高いものなので、あまり高温にしないように注意して、ボトルから10滴(0.5mlに相当します)を垂らし、そのまま固めました。

さぁ、ワックスが固まりました。香りを確認しましょう。

しかし香りはとても弱く、鼻をキャンドルに近づけて強く嗅がなければ分からないほどでした。

「火を灯せばもっと香るはず」、そう思って火も灯しましたがあまり香りませんでした。

おかしいなぁと思い、精油の量をさらに増やしたり、香りを変えたりして何度か試した結果わかったことは、パラフィンワックスを使ったキャンドル作りには、どの精油でも、相当量を加えないと、十分に香らないということでした。

これでは精油がすぐに無くなってしまい、予算オーバーです。

さらに、大量の精油を溶けているパラフィンワックスに入れますと、なぜかパチパチと跳ねるのです。

スケールの小さい天ぷら料理のごとく、パチパチとあちこちに小さくワックスを飛ばします。

「あれ、何でワックスが飛ぶのかな?水が入っている訳じゃないよね」、と不思議に思いました。

それに、パチパチ飛んでくるワックスが、ちょっと熱いです。

「これはもしかすると、精油の入れ過ぎによって芳香成分中の分子とワックスの分子の間で何らかの化学反応が起こり、その結果生じた水分が跳ねているのではないか」、と勝手に想像しました。

正解かどうかはともかく、パチパチと熱いワックスが跳ねまくる状態は少々危険です。さてどうしましょうか?

香料(キャンドル専用フレグランスオイル)にトライしてみる

そこで次にトライしたのは、キャンドル専用のフレグランスオイルです。

香り成分をあらかじめオイルで希釈したもので、パラフィンワックスに馴染みやすく、また精油よりも揮発性が低いので香りも長持ちします。

香りのバラエティーもたくさんあり、キャンドルのイメージに合わせた香りを選ぶこともできました。

確かに精油のような100%天然ではありませんが、キャンドル作りの幅が出たように感じています。

香りはローズや南国のお花をイメージした香りなど様々です

一方、現在、精油を使ったキャンドル作りは主にソイワックスを使う時に使っています。

小さな容器に入れて作るソイキャンドルに、精油の繊細な香りはとてもしっくりいきます。

最後に。アロマキャンドルの香りが弱くなってきた時には、火を灯した時にできるロウが溶けた部分(プールあるいは蝋だまりと呼びます)に、精油を1、2滴落とします。

するとまた香りを楽しむことができます。よかったらお試しくださいね。

キャンドルは灯してみて初めてキャンドル各々の姿が見えてきます。

この写真はボタニカルアロマキャンドルを灯した時の様子を、時間経過にそって記録したものです。キャンドルの火の下に、ロウだまりがあるのがお分かりになると思います。

精油は引火しやすいので、ロウだまりに精油を落とす際は、必ず火を消した状態で行ってくださいね。

キャンドルの香りーアロマオイルその1

皆さま、こんにちは。

今日もハワイは快晴です。先日、ハワイ州の自宅待機命令が6月30日に延期されました。

色々と思うことはありますが、ここは我慢ですね。

筆者はただ自宅に待機して過ごせば良いだけのことですが、やはり自粛が長くなってくると、少し、気持ちが塞ぎがちな時間が出てきます。

皆さんはこのような時に、どのようにして気分転換されていらっしゃいますか?

私はそのような時、自宅でアロマオイルの香りを楽しむことにしています。

昨日も自宅にあるアロマテラピーに使うエッセンシャルオイル(精油)を並べて、残量を確かめたり、香りの組み合わせを楽しんだりして、大いに気分転換ができました。

アロマで癒される?

エッセンシャルオイルの香りによって、気持ちが穏やかになったり、不安や苦しみなどから解放されたり、心が落ち着く、つまり「癒し」効果が期待できると言われています。

恐らく多くの方が、同意されると思います。

ただ筆者は時々、訳もなくひねくれ者になるので、このちょっと弱っちい、メソメソしたイメージがする「癒し」という言葉を「けっ!」と思い、意識して口にしないことがあります。

癒されたところで、現実にある不安や悲しみがなくなるわけじゃぁないでしょうよ〜と、妙に強がるというか、心の弱みを自分自身に認めさせないところがあるのです。

しかし実際にエッセンシャルオイルを使っていると、筆者の場合は癒されるという受動的なイメージよりは、もっと能動的なイメージ、「うん、まぁ、いいか、これはこれだ、」と、この世の中に対して肯定的な気持ちや割り切りができて、前に動き出せることがよくあります。

エッセンシャルオイルと出会ったのは、筆者が働き始めてからすぐだったと思うので、30年ぐらい前になります。

どこかでラベンダーの香りと出会い、それがアロマテラピーで使用するものだと知り、その後しばらくは、その精神的な効用など考えることなく、ただ香りを楽しむことから使い始めました。

少し慣れた頃、アロマオイルの本を1冊購入し、エッセンシャルオイルの効用を少し意識しながら自分が好きなオイルを2つ、あるいは3つほど組み合わせて、自分オリジナルのマッサージオイルを作ってみたり、バスオイル、ルームフレグランスなどを作っていました。

よく使っていたのはラベンダー、ベルガモット、ティートリーでした。

そして数年前、アロマテラピーやエッセンシャルオイルについて改めて基本的なことから知りたくなり、アロマテラピーアドバイザーの資格取得のための教科書を片手に、新たな知識を得たり、実際に様々な香りを試してみました。

勉強してみると、エッセンシャルオイルの歴史や効用、使い方など、どれもとても面白く、また新たに好きになった香りがいくつもありました。

興味深かったのは、筆者が若い頃に試して「苦手だな」と思った香りが、時間が経った今になると「ん?悪くないな、むしろ好きかも。」と印象が変わったことです。加齢による好みの変化でしょうか?(面白い研究テーマですね。)

アドバイザーの資格を取得したのちは、特に香りの調合、つまりエッセンシャルオイルのブレンドについてもっと知りたくなり、さらにアロマブレンディストの講習会に参加しました。

たった1滴のエッセンシャルオイルが加わっただけで、それまでとは全く印象の違う香りができることに興奮し、あれもこれも試してみたくなりました。

講習会では、まず最初に数多のオイルの香りについて、一つずつ自分の言葉で具体的にイメージし文字として残す練習をします。

自分の言葉で、それぞれのエッセンシャルオイルの香りを表現するのです。

香りのイメージを言語化する

このイメージを表現するのが、筆者には実に苦痛でした。

アロマオイルの王道ラベンダー

「いい香りがします。」とそれしか言えないのです。

先生に、「もっとイメージを膨らませて良いんですよ。リタさん!」と言われても、「良いんですよ、と言われても、膨らまないものは膨らまないんだよなぁ。困ったな。」と内心、本当に途方に暮れました。

私が焦る一方で、隣にいらした方は、どんなオイルについても、その香りのイメージをスラスラと淀みなく、一つの物語を語るように語っておられました。

私はその横で、冷静な顔は維持しつつ、「な、何者、この人は!え?もしかして予習とかしてるの?」と驚愕しておりました。

その方と組んでオイルをブレンドして新しい香りを作る際には、完全に「お任せします。」状態で、私は横で、「はい、どうぞ」とエッセンシャルオイルのボトルのキャップの開け閉めに専念するような感じです。(今では、すっかりお友達になって頂いております。)

この苦行とも言える過程を耐え忍んでやっていくうちに、それまでは柑橘系、スパイス系、フローラル系と言った大きな分類しか出来なかったのが、エッセンシャルオイル一つ一つの違いをほぼ判別できるようになりました。何事も練習ですね。

アロマブレンディストの勉強をして良かったことはたくさんあるのですが、特に以下の2つのことが筆者は楽しかったです。

一つは、普段は試すことの出来ないような高価なアロマオイル(例えばジャスミンとかローズなど)を使って、香りを調合できることでした。

そして二つ目は、同じエッセンシャルオイルでも個人によってそのオイルに対するイメージは、かなり異なっていることを知ることが出来たことでした。

オイルを使う人の嗜好(志向)や、生活環境など多数の要因によって、各々独自のイメージが生まれるということが、他の参加者さんがおっしゃる香りのイメージを聞くことで、とてもよく理解できました。

キャンドルに自分オリジナルのアロマの香りを!

無事、アロマブレンディストの資格も頂くことができ、完全にアロマオイルマジックに取り憑かれた筆者は、ランチ代を節約しながらあまり安くないエッセンシャルオイルを少しずつ買い足し、自分アロマワールドを作り始めました。

そうしますと当然、次は自分の作るキャンドルにアロマの香りをつけたくなるのです。

さて、どんな香りにしましょうかねぇ、、?この続きは、次回のブログに書かせて頂きます。

このまま続けると長くなりそうなので。

早くビーチに行きたいね!

朝からキャンドル?ありです!

皆さま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?

小さな色とりどりのキャンドル

コロナは次第に収束しているようにも見えますが、未だステイホーム令(勝手に命名しております)が布かれております。

ここで気を緩めてはいけないのでしょうね。もう少しの辛抱。頑張りましょう!

さて、筆者もこの数週間、家に籠もってキャンドルを作っては、あちこち飾ってみたり灯したりして、「Candle life in Hawaii」の試行錯誤を楽しんでおります。

ホノルルは快晴が続いていますが、最近は午前中からキャンドルを灯し、改めてキャンドルの灯りが時間を問わず美しいことを実感しています。

仏壇のロウソク(仏壇のキャンドルとは決して言いませんね)は別として、日本で生活をしていると、「キャンドルを灯すのは、夕方、辺りが暗くなっ来てから」、と思いがちではないでしょうか。

少なくとも筆者は、幼少の頃、停電の時に母が灯したロウソクを見てからは、「ロウソクを灯すのは暗い時」と刷り込まれたせいもあり、明るい時に火を灯すという発想はありませんでした。

(停電の時にロウソクに火を灯すのは非日常的なイベントで、「わぁ、お誕生日みたいだね〜」と、白い仏壇用のロウソクでもかなりハイテンションになったのを覚えています。)

朝と夜ではキャンドルの灯りも違って見えます

朝の澄んだ空気に映えるキャンドルの灯りや、暖かいお昼時に灯されたキャンドルの灯りは、夕暮れ時に灯すキャンドルの灯りとはかなり趣が異なります。

例えば、北欧デンマークの職場では午前中からキャンドルが灯されていましたし(談話室のような人が集まるスペース)、カフェやレストランでも1日中、キャンドルは灯されていました。

これは明らかに昼間のカフェですが、キャンドルがそれぞれのテーブルで灯されています。

北欧の夏は、本当に眩い太陽光に包まれて、空も緑も水もキラキラと輝きますが、そんな夏でもキャンドルの灯りは全く遜色なく、落ち着いた光を放ちます。

なぜ、人々は季節を問わず、朝も昼も夜もキャンドルを灯すのかしら?

コペンハーゲンのまちを歩いていて見える家々やお店のキャンドルを眺めながら、そんなことを時々、考えていました。

そして、多分、こうなんだろうなぁ、と思いました。

(正解ではないと思いますが)それはキャンドルの灯りが美的観点から人々を満足させるのとは別に、いつも変わらないキャンドルの穏やかな灯りが、人々の心に安堵感や連帯感をもたらす「不安のない生活」の象徴だからなのではないかと。

そしてもし、そのような普遍的な作用(意味)をキャンドルが持つとすれば、ここハワイでもキャンドルの灯は、私たちの心に安堵感をもたらしてくれるはず、と筆者は思いました。

「きっとハワイでも朝のキャンドルは美しいに違いないわ!」と思い、さっそく早朝から室内でキャンドルを灯し始めたのです。(思いつくと後先考えず、すぐやる性格。)

窓際に置いたテーブルで火を灯します。

右の写真は窓際にあるテーブルの写真です。キャンドルは小さなキャンドルホルダーに入っていて、主張しすぎない、とても控えめな光ですが、あたりを落ち着いた雰囲気で包みます。

写真では判りにくいのですが、こんな小さな灯でも灯した瞬間に雰囲気が変わります。

ちなみに、写真後方に見えるシルバーのキャンドルホルダーには6つのキャンドルが置けますが、その全てに火を灯しますと、かなりゴージャスになりました。(でも、少々危ないので消火しました。)

下の写真は同じ部屋で、同じ時間に撮影しました。薄いブルーとベージュ色が混ざった小さピラーキャンドルと、小さな濃紺のガラス皿においたキャンドルです。

ここは筆者の好きな鳥のオブジェや絵、コペンハーゲンで買った陶器が飾ってあるお気に入りのスペースなのですが、物が多いところに2つもキャンドルを灯すと、余計にゴチャゴチャして見えます。

こういうのがセンスのない素人の飾り方の典型なのだと思います。

これを教訓として、これからはよりシンプルで、オブジェもキャンドルも美しく見える配置を考えたいと思います。

そして、ささやかだけど平和的で安堵感のある朝の時間を作りたいと思います。

さりげなくキャンドルを灯す

さりげなくキャンドルを灯す技

さりげなくキャンドルを灯して、普段の生活に心の潤いを。

そう自分自身に言い聞かせながら、日々、キャンドルを「さりげなく」使うことを心がけています。

この様に、意識的に心がけていること自体、すでにさりげなくないのが少々悲しいところです。

バスタイムにキャンドルを!

さて、時々インテリア雑誌を開くと、素敵なお宅の素敵なバスルーム(「お風呂場」とは言わない)が紹介されていますね。

キャンドルの灯でお部屋を灯すように、バスルームをキャンドルの灯で優しく包むのはどうかしら? 

何となく「ステキ」な気がします。

(良い歳して)やってみたい気もします。

筆者が住むコンドミニアムのバスルームには、浅い高さのバスタブ(浴槽・湯船)があり、普段はその中でシャワーを浴びたり、ときどきお湯を張って日本風のお風呂のように入浴します。

ただ残念ながら、築50年、1ベッドルームのコンドミニアムのバスルームには、キャンドルを飾る十分なスペースが確保されているとは言えません。ホテルのユニットバスのように、浴槽のすぐ横にはお手洗いがある、そのような配置です。

でも、せっかくハワイでキャンドルを作ったのですから、キャンドルを灯した優雅なバスタイムを体験したい、と思うのはキャンドル作家の性でしょうか。

思い立ったら早速、実行です。浴槽の四隅の小さなスペースに色々と置いてみました。

キャンドルと一緒に綺麗な色の石や、アロマオイルなども置きましょう。ちょっと良い感じです。

ただ、、浴槽の四隅のスペースというのは、完全に水平になっていない。いや、むしろ、水滴が湯船の中に流れるように、微妙な傾斜さへあります。

そんなところに安全にキャンドルを配置するのは、意外と根気と工夫が必要でした。

下手をすると、ツルリと滑ってキャンドルが湯船に落ちてしまいます。

汗をかきかき、なんとか完成しました。(この時点で、何となく少し気持ちが落ちています。ちょっと、、、面倒臭い。)

おっといけない!これぐらいで気落ちしていては、めくるめくキャンドルバスタイムは手に入らない。「えい!」とお湯の蛇口をひねってお湯をはります。

そして胸躍る瞬間です!キャンドルに火を灯しました。

辺りが少し明るくなりました。(バスルームの電気は消しています。)

「お〜〜、良い感じじゃないですかぁ。ハイハイ、それでは、お風呂に入りましょうかねぇ。」と急いで、入湯の準備です。

キャンドルが滑らないように、火を消さないように、、そろそろ、こわごわの入湯です。

そして、静かに湯船に浸かる、、。キャンドルが静かに辺りを照らします。ラベンダーの香りもします。「そうね、なんだか優雅、、そんな気がする。」

でも・・実際はあまり、優雅ではありませんでした。

常にキャンドルが滑り落ちるのではないかという不安と、自分の髪がキャンドルの炎に触れて焦げるのではないか、という不安から、ゆっくりと壁にもたれることが出来ないのです。

どなたも同じだと思いますが、普通は細長い湯船の「長辺」に沿って足を伸ばして浸かるところが、今日はその長辺の両側にキャンドルがあるので、仕方なく学校座りのような格好で、湯船の短辺に沿って浸かることに、、。

間抜けな格好だなと思いつつ、気を取り直して今日一日を振り返ることにしました。

「ウォーキングのせいでどんどん日焼けしてるわ。日本から占い鑑定のお申込み!嬉しい、有難い!。やっぱり今のファンデーションでは白すぎてオバケみたいになるわ。どうしよう、、買うか、、。」などなど。でも、結局行き着く思いは、、。

「このキャンドルライフ、どこか違うのよね、。」そして、さらにお湯に浸かること1分。

「辞めた!」と呟き、素早く消火活動。その後、お風呂の長辺に沿って足を伸ばし、座り直しました。

やっぱり、お風呂はこれが正解だわ、、。そして最後に出した結論はこれです。

「狭い風呂にキャンドルは不要である。いつか広いバスルームのあるお家に住めるようになったら、またやってみましょう。」でした。

やりたいと思ったことは、やってみよう。このようなチャレンジ精神は見上げたものですが、頑張った割に報われない人生の縮図を見たような時間でした。

これからもめげずに、色々やっていきます。(え?やるんだ!)

高校時代に買った思い出のサンデービーチのトートバッグとハンドメイドキャンドルの記念撮影です。