お月見はアラワイ運河で

皆さま、こんにちは。

早いもので2021年も、もう10月ですね。

9月23日の秋分を過ぎて、ハワイでも朝晩はとても涼しくなってきました。

さて、秋分の2日前の21日は「中秋の名月」でしたね。

それも8年ぶりの満月でした。

陽が落ちた頃、「お月様見よ〜〜」と、いつもの散歩コースであるFort DeRussy ビーチに向かいました。

しかし、実はこれは全然、見当違いの方向でした。

西陽が落ちたところに、月が昇る訳がありません!(おバカさんですね)

でも空はとても綺麗でしたよ。

同じ時間に撮った西側の風景と東側(ダイアモンドヘッド)の姿です。

時間を調べてアラワイ運河へ

いったん家に戻り、月が昇る時間をネットを使ってで調べてみると、7時過ぎに東方面の空に見えるらしいことが判りました。

あいにく自分のすむアパートの窓は西に向いているので、「お月見団子とススキを傍に、風流に月を仰ぐ」、そんなお月見はできません。

そうなりますと、ワイキキに住む自分が東方面をみるには、アラワイ運河に行くのが妥当です。

しかし臆病物の自分は、普段から夜の一人外出を極力、避けています。

危ないのですからね。

でも、8年ぶりの満月の中秋の名月となれば、そこはちょっと考えますよね。

「お月様を見て、写真を撮ったらすぐに戻ってこよう」、と思って、いざ出陣です。

外はすごい強風で、椰子の葉がぐわんぐわん、揺れています、

アラワイ運河の東方面を見上げながら、「どこにあるのかなあ」と思って歩いていると、かなり上の方にありました!

「ありましたよ〜!まん丸お月様が」、と歓声をあげたいところでしたが、ちょっと違いました。

と言うのも、自分の中では、もっと大きな満月を想像(期待)していたのですが、実際の月は思ったよりもはるか遠くに見えたからです。

「あぁ、ウサギが餅をついてるね!」、と言うには無理がある様な、小ぶりな満月でした。

しばらく眺めておりましたが、「そうだ、写真、写真」とスマホを構えました。

如何せん、スマホですし、お月様はかなり遠くです。

拡大したところで、ぼんやり滲んだ丸い物体にしか見えないのですね。

「やっぱり無理があるよね」とちょっとがっかりして、なんとなくアラワイ運河の水面を目を落とすと、水面に光の筋の様なものが見えました。

「ん?この光はなんだ?」と思って数秒後、「そうか、これはお月様の光なんだ!」と判り、気持ちが一気に盛り上がりました。

お月様は小さいけど、お月様の光はしっかり届いていますよ〜!とすっかり嬉しくなって撮ったのが、この写真です。

写真の腕は情けないものがありますが、水面の光は、よく見えます。

すごいですね、お月様ははるか向こうですが、こうやってお月様の光を間近で見れるなんて!

ちなみに、これは近くにあるアラワイ運河の電灯の灯ではないですよ。確認しました。

やっぱりお団子食べたいな

お月見といえばお団子ですよね。

三宝に白いお団子をピラミッドの様に重ねて、、、。

日本でもやったことがないことを、なぜハワイで出来るか!?

そう、流石にそこまではできないので、お団子だけ準備しました。

本当は白いお団子を作るべきとも思いましたが、今回は、「揚げ胡麻団子」に挑戦です。

以前からちょっと作ってみたかったものの、揚げ物に躊躇していました。

それこそ、日本にいる時にだって、揚げ物だけはやらずにいたのに、「なぜ、今、ここで揚げ物する、え?自分よ」と何度も問いかけては、辞めていたのです。

でも、せっかくの満月ですから、やってみることにしました。

ここで間抜けなことに、揚げ料理(普通の)用の油がなく、ガックリ。

でも、なぜかオリーブオイルはたっぷりあります。

そこでネットでオリーブオイルを使った揚げ物、揚げ方をチェックし、「多分、いける」、そう思って、再度挑戦です。

お団子の中身はこし餡と、さつま芋のペーストです。

お団子の外側は、白玉粉です。

こし餡とさつま芋を耳たぶぐらいの硬さの白玉粉で包み、出来たお団子にゴマをビッシリとつけまして、揚げます。

温度計はないので、クルトンの様に小さく切った食パンを用意して、それを油に投入。

揚げ具体を見ながら、「こんなもんだね」と思ったところでお団子を投入!

5分ぐらいして、白玉粉が膨らんできたあたりで取り出します。

出来たのがこの画像です。

それなりにお団子らしく見えるのが面白いです。

味は、オッケーです。

ちなみに、こし餡にはすこしごま油を入れたので、味は完全に中華街の胡麻団子でした。

また、さつま芋のペーストを準備した理由は、この中秋の名月は、別名「芋名月」とも言われているので、さつま芋を使いました。

でも、これはちょっと失敗でした。

なぜかと言うと、お芋をペースト状にした際に、お砂糖は加えずバターを入れたからです。

口の中で白玉と混ざると、甘さがわからなくなって何を食べてるのか分からないのですね。

むしろ、栗きんとんぐらいに、しっかりした甘味があった方が良かったのでしょう。

来年の中秋の名月にまたトライすることにしましょう。

こんな雰囲気でお団子をいただくと、どこの国の行事なのか判りませんね。

楽しいイベントがたくさんあった9月も終わりです。

10月は、何をしましょうか。楽しみです。

それでは皆さま、お元気でお過ごしください。