さりげなくキャンドルを灯す

さりげなくキャンドルを灯す技

さりげなくキャンドルを灯して、普段の生活に心の潤いを。

そう自分自身に言い聞かせながら、日々、キャンドルを「さりげなく」使うことを心がけています。

この様に、意識的に心がけていること自体、すでにさりげなくないのが少々悲しいところです。

バスタイムにキャンドルを!

さて、時々インテリア雑誌を開くと、素敵なお宅の素敵なバスルーム(「お風呂場」とは言わない)が紹介されていますね。

キャンドルの灯でお部屋を灯すように、バスルームをキャンドルの灯で優しく包むのはどうかしら? 

何となく「ステキ」な気がします。

(良い歳して)やってみたい気もします。

筆者が住むコンドミニアムのバスルームには、浅い高さのバスタブ(浴槽・湯船)があり、普段はその中でシャワーを浴びたり、ときどきお湯を張って日本風のお風呂のように入浴します。

ただ残念ながら、築50年、1ベッドルームのコンドミニアムのバスルームには、キャンドルを飾る十分なスペースが確保されているとは言えません。ホテルのユニットバスのように、浴槽のすぐ横にはお手洗いがある、そのような配置です。

でも、せっかくハワイでキャンドルを作ったのですから、キャンドルを灯した優雅なバスタイムを体験したい、と思うのはキャンドル作家の性でしょうか。

思い立ったら早速、実行です。浴槽の四隅の小さなスペースに色々と置いてみました。

キャンドルと一緒に綺麗な色の石や、アロマオイルなども置きましょう。ちょっと良い感じです。

ただ、、浴槽の四隅のスペースというのは、完全に水平になっていない。いや、むしろ、水滴が湯船の中に流れるように、微妙な傾斜さへあります。

そんなところに安全にキャンドルを配置するのは、意外と根気と工夫が必要でした。

下手をすると、ツルリと滑ってキャンドルが湯船に落ちてしまいます。

汗をかきかき、なんとか完成しました。(この時点で、何となく少し気持ちが落ちています。ちょっと、、、面倒臭い。)

おっといけない!これぐらいで気落ちしていては、めくるめくキャンドルバスタイムは手に入らない。「えい!」とお湯の蛇口をひねってお湯をはります。

そして胸躍る瞬間です!キャンドルに火を灯しました。

辺りが少し明るくなりました。(バスルームの電気は消しています。)

「お〜〜、良い感じじゃないですかぁ。ハイハイ、それでは、お風呂に入りましょうかねぇ。」と急いで、入湯の準備です。

キャンドルが滑らないように、火を消さないように、、そろそろ、こわごわの入湯です。

そして、静かに湯船に浸かる、、。キャンドルが静かに辺りを照らします。ラベンダーの香りもします。「そうね、なんだか優雅、、そんな気がする。」

でも・・実際はあまり、優雅ではありませんでした。

常にキャンドルが滑り落ちるのではないかという不安と、自分の髪がキャンドルの炎に触れて焦げるのではないか、という不安から、ゆっくりと壁にもたれることが出来ないのです。

どなたも同じだと思いますが、普通は細長い湯船の「長辺」に沿って足を伸ばして浸かるところが、今日はその長辺の両側にキャンドルがあるので、仕方なく学校座りのような格好で、湯船の短辺に沿って浸かることに、、。

間抜けな格好だなと思いつつ、気を取り直して今日一日を振り返ることにしました。

「ウォーキングのせいでどんどん日焼けしてるわ。日本から占い鑑定のお申込み!嬉しい、有難い!。やっぱり今のファンデーションでは白すぎてオバケみたいになるわ。どうしよう、、買うか、、。」などなど。でも、結局行き着く思いは、、。

「このキャンドルライフ、どこか違うのよね、。」そして、さらにお湯に浸かること1分。

「辞めた!」と呟き、素早く消火活動。その後、お風呂の長辺に沿って足を伸ばし、座り直しました。

やっぱり、お風呂はこれが正解だわ、、。そして最後に出した結論はこれです。

「狭い風呂にキャンドルは不要である。いつか広いバスルームのあるお家に住めるようになったら、またやってみましょう。」でした。

やりたいと思ったことは、やってみよう。このようなチャレンジ精神は見上げたものですが、頑張った割に報われない人生の縮図を見たような時間でした。

これからもめげずに、色々やっていきます。(え?やるんだ!)

高校時代に買った思い出のサンデービーチのトートバッグとハンドメイドキャンドルの記念撮影です。

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