TheBusのバス停について

バス停はどこかしら

バスに乗るために、まず自分が乗りたいバスルートのバス停を見つけましょう。

バス停の看板は、写真のように、黄色のバックに黒抜きで小さなバスの絵が描かれているものが多く見られます。中にはバスの絵がなかったり、ただ白地の看板に文字だけだったりなど、場所によって多少、違いがあります。

下の看板は、カラカウア通りにあるバス停です。停車するバスの番号が書いてありますね。ついでに、この看板の下にはトロリーバスや、旅行会社のバスも停まるのがわかります。

バス停ワイキキ例

日本ですと、バス停の看板には行き先や次のバス停の名前が記されているのが一般的ですが、オアフ島の場合、一部を除いて看板に書いてあるのは、停車するバスの番号です。

下の看板は、茂った木のなかにあった、バス番号が記されてない看板。こういうのもあります。 バス停看板例

このような時には、仕方がないので地図でバスの番号を確認するか、停車したバスの電工パネル表示を見て確認しましょう。もし、そこに待っている人がいらっしゃれば、一層のこと、その方に聞くのが早いでしょう。

「英語で何ていうの?」ということになりますが、簡単です。「エクスキューズミー、ナンバー5?(番号は適宜変えてくださいね。)」で大丈夫。その時、「笑顔を浮かべつつ、バス停看板を指差す」、といった軽いパフォーマンスをつけると完璧です。

また、さらなるコツとして、言葉の語尾を少し上げて、いかにも質問している感じを出しましょう。

そうしますと、よっぽど機嫌が悪い人でないかぎり、何か反応があります。例えば「イエス」、「ヤー」、あるいはただうなずく、そんな感じです。

(質問をしたいのに、抑揚なく、無表情で尋ねてしまうと、「すみません、5番バスだ。」と、ただの現状報告となり、言われた相手も「んんっ?そ、そうだね、、」みたいになり、一瞬、もや~っと不思議な空気が漂います。)

一つの停留所に複数のバスが停車する場合には、やって来るバスの行き先やバスの番号に注意しましょう。行き先やバス番号は、車体のフロント部分、右側面で確認できます。

また、バスの後面にも番号のみ、小さく掲示されいます。

バス停には名前がないの?いえ、あります。アナウンスされます。

当たり前のことですが、バスに乗れば、バス停名がアナウンスされます。

日本ですと、例えば、「~~病院前」とか、「~~町三丁目」など、施設の名前や町の名前、丁目などがバス停名になっていることが多いですね。

ハワイでは、通りの名前が停留所名に使われています。

例えば、バスがワイキキのクヒオ通りを走っているとしましょう。バスのアナウンスが「クヒオ、シーサイド」と言えば、それはクヒオ通りとシーサイド通りが交わる角(あたり)という意味になります。

停留所はかなり厳密に角にあったり、角から少し離れて止まることもありますが、離れていてもおよそ10メートル程度です。

下の写真のような感じです。(屋根付きのバス停は、暑い日中や雨の日にはとても助かります。)
バス停の位置

バス車内ではバス停のアナウンスの他に、その停留所の近くにあるホテルや施設などのアナウンスが続くこともあります。

例えばクヒオ通りを走るバスの車内では、バス停のアナウンスの後に、そのバス停の近くにあるホテルやビルの名前がアナウンスされます。

バス停名を調べたい時はグーグルマップ上にある白抜きでバスのイラストが描かれた青いマークをクリックしましょう。そのバス停に停まるバスの番号と、バス停の名称、それにルートも見ることが出来ます。

先にもお話したように、通りの名前がバス停になっている訳ですから、バス停名をチェックするというよりは、むしろ通りの名前をチェックするほうが、恐らく役に立つと思います。

次回の「乗り方」では、主要な道路について、お話させて頂きます。

 

 

移動の手がかりーここだけの「東西南北」

移動するときの目安は海と山?

オアフ島に住むと、目的地の位置を説明するのに、よく「通りの山側」とか、「海側」という言い方をします。これはバス(車)に乗っているとき、歩いているとき、いずれの場合でも同じです。

似たような言いかたですが、「海(南)に向かって歩く」とか、「山に向かって、右(東)側」あるいは、「左(西)側に走る」、といった表現も聞くことがあります。

ここで使われる東西南北は、厳密には正確な南や北、東や西ではないのですが、実際に住んでみると、確かに山と海が方向を示す指標として便利であること、そしておおよその「東西南北」のイメージの理解に便利であることが実感できます。

本ブログでも、しばしば「このバスルートは東西に伸びています」とか、「その通りは南北に走っています」といった表現をしますが、それは基本、ホノルル市にいることを前提として、海を背にして山側を見て立った時の「おおよそ」の方向指示としてご理解ください。

さて、ここでオアフ島観光に利用するバスルートを大別してみましょう。

ワイキキ、アラモアナを中心にして、カハラ、ハワイカイなど、島の右側(厳密には南東)に伸びるルート、反対にアロハスタジアム、パールリッジ、ワイケレなど島の左側(厳密には北西)に伸びるルート、島を周回するルートがあります。さらに海側から山側に向かって伸びるルートがあり、この「上下(南北)」のルートが使えると、俄然、行動範囲が広がります。

小銭の心配なし!これで安心 1 Day Pass

バス移動には、「1 day pass」がとても便利。

バス料金は、1回だけ乗るのであれば、2ドル75セントです。

しかし、2018年1月から、5ドル50セントでその日に限り、無制限に乗れるようになりました。1 Day Pass (ワンデーパス)と言います。

もし、「絶対に1回だけしか乗らない」、と分かっていれば、2ドル75セントを払えば良いと思います。

でも、バスで観光するのであれば、少なくとも往復で2回、乗り換えに数回、ちょっと寄り道でまた数回、と乗車回数は増えるでしょう。

さらに、観光やショッピングで長時間、歩いていると疲れます。ちょっと歩くのも辛くなります。それにハワイの日中は、正直言って暑い。「あぁ、疲れたな、ちょっとバスに乗れたらな」、と思うのが心情であります。

そんな時に、小銭のことを考えず、気軽にバスを利用できるこのワンデーパスは、本当に有り難いのです。(2018年以前にバスを使ったことがある方は、いかにこのシステムが「観光に有り難い」システムかが実感できると思います。)

そういう訳で、私は、よっぽどのことがなければ、このワンデーパスを購入されることをお勧めします。

では、どこで購入するのでしょうか?答えは簡単。バスに乗った時に、「ワンデーパス、プリーズ」と言い、5ドル50セントを料金箱に入れると、「その日のみ有効」のチケットをくれます。

これは1日、使えますから(厳密に言えば、夜中の2時59分まで使えます)、失くさないようにしましょう。ともすると、くちゃくちゃと丸めたくなるような「紙切れ」のようでもありますが、大切に扱いましょう。

One day pass

料金箱には、紙幣と1セント硬貨を除くすべての硬貨が使えます。

一人であれば5ドル札1枚に50セント分の硬貨を入れます。もちろん、1ドル札5枚でもオッケーです。二人だったら、11ドルですから、紙幣、硬貨を合わせてかっきり11ドルを入れます。

注意はおつりが出ないということです。二人だからといって、15ドルを入れても、おつり4ドルは戻りません。

時々、バス内でお金をくずしてくださる優しい人もいらっしゃいますが、少なくとも運転手はそのようなことはしません。

日本からいらっしゃると、銀行で両替したピン札を持って来られることが多いと思いますが、硬貨が必要ですので、乗る前に準備をしましょう。

ハワイに到着したら、ホテルの売店でもABCストアーでもどこでも良いですから、上手に買い物をして(これ大切)小銭をためてください。

もしも、1か月以上、滞在するのであれば、その時はMonthly Passを購入すると良いでしょう。70ドルです。

このMonthly PassはセブンイレブンやFoodland、Times Supermarketあるいはアラモアナショッピングセンターのサテライトオフィス(山側にあります)で購入できます。(少し遠いですが、Kalihi Transit Center やハワイ大学でも買えます。)

ここで一つ。このMonthly Passを購入する際に参考にして頂きたいのが、パスの有効期間です。このパスの有効期間はその月の一日から末日までです。ですから利用開始日(購入日)が遅くなればなるほど、パスを使える期間も減ることになります。

とは言っても、1日2回、毎日バスを利用するとして、約2週間で元はとれますから、バスの利用回数によっては、中旬ごろから買ってもまだまだおトク!になるでしょう。

パスの購入日が10日以降になると、セブンイレブンやスーパーマーケットでは売り切れていることもあります。そのような時は、少し手間がかかりますが、アラモアナショッピングセンターのサテライトオフィスに行くと良いでしょう。サテライトオフィスは月曜日から金曜日の朝9時から夕方5時まで開いています。

もし、1年以上、滞在することが分かっていれば、そして車を買わないのであれば、1年間パスも770ドルであります。これはKalihi Transit Center のThe Bus Pass Office で購入出来ます。1年間パスは、購入日から1年間、有効です。

こうなれば、鬼に金棒!でも、くれぐれも失くさないでくださいね。

 

 

バスに乗る準備をしましょう

ハワイはアメリカです。

オアフ島でバスに乗ると、様々な町の風景や、地元の人々の生活ぶりを垣間みることが出来ます。

こういう体験こそが旅の醍醐味!とも言えるのですが、その醍醐味を味わうためには、バスの番号やバス停の位置、時間のチェックなど、多少の準備が必要かな、と思います。(筆者の個人的な感想ですが、バスは乗るよりも、降りる時が難しい気がします。)

「ハワイでのんびりバス旅行」はとても良いプランですが、同時にハワイはアメリカだということを思い出しましょう。言葉は英語です。日本と比べると、物騒な点もあります。交通事情も違います。やはり、多少の準備をしておいたほうが無難でしょう。

トップメニューにある「乗り方」では、バスに乗る際に、知っていると便利、知っていなければいけないこと(ルール)(難しいことではありません)などをお伝えしたいと思います。

今回は、その1回目ですから、ざっとバスの走り方を眺めてみましょう。

ワイキキバス風景1

一目瞭然ですが、アメリカでは右側通行です。日本と逆です。すぐに慣れますが、乗る前には一応、行き先を確認しましょう。(日本では、道を渡る際、「見よ、右、左。」ですが、ハワイでは「見よ、左、右。」です。道を渡る時には、横断歩道を渡りましょうね。)

オアフ島にはあわせて、約100通りのバスルートがあります。しかし、特に旅行者が頻繁に使うルートは限られていますから、事前に自分が乗りそうなバスの番号とおおよそのルートを確認しておくとよいでしょう。

オアフ島のバスルートは、みなさんがお持ちのガイドブックでも、おおよそ、確認することが出来ます。

もう少し詳細に確認したいときには、「The Bus city and county of Honolulu」のサイトをチェックしましょう。「The bus, Hawaii」などの単語で検索すれば、すぐに出て来ます。サイトを開いたら、左側にあるRoutes & Timetablesを開きましょう。番号別にルートと時刻表を確認することが出来ます。

このサイトにあるルートマップは、紙媒体でアラモアナショッピングセンターセンターステージの裏にある観光案内所や、ワイキキの幾つかのホテル、さらにはバスの中でも置いてあることがあります。

バスを観察!すこし歩いてみましょう。

実際にバスに乗り、初めてみる風景と手元にある地図とのにらめっこは、ハワイに限らず、少々不安なものです。もし時間に余裕があれば、ホテル到着後、ワイキキのクヒオ通りや、アラモアナショッピングセンターの近辺をお散歩してみても良いと思います.

町並み、そしてバスが町中を走る様子を観察してみましょう。木陰でのんびり、地図を開き、バスの番号やバスを乗り降りする人々を見ているうち、「ふ〜ん、こんな感じでか、」とすこしですが様子がつかめてくると思います。そうなれば、後は小銭(2ドル75セント)を準備して、チャレンジするだけです。

(バス料金、ルートマップの設置場所については、次回「小銭の心配なし、これで安心ワンデーパス」で詳しくお伝えしたいと思います。)

最後に。バスは大別すると、青っぽいバス(白地にレインボーカラーとブルーのストライプ)と、黄色っぽいバス(白地に黄色やオレンジ、黄土色)が走っていますが、どちらも同じThe Busのバスです。(東京や大阪のように複数のバス会社が走っているようなことはありません。)乗り方は同じです。