ハリケーンが来る!停電が来たらキャンドル?

皆さま、こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか?

ここハワイでは、日曜日に直撃予定の「ハリケーンダグラス」に備えて少々慌ただしい雰囲気があります。(しかし、金曜日の現在はピーカンで晴れております。)

筆者もラナイに散らかっているキャンドル制作用の細々とした道具を撤去しました。

コンドミニアムに住んでいて、これまでハリケーンによる雨漏りや窓が割れるなどの直接的な被害を受けたことはないのですが、それでも夜中に風の轟音などを聴いていると怖く感じます。

また良い意味でも悪い意味でも隙間風が吹く我が家では、窓やドアなど全て閉め切ってあるのに、テーブル上の紙切れがサラサラと床に落ちたり、キャンドルの炎が大きく揺れたりします。

災害時にキャンドル?

災害による停電に備えて、やはり懐中電灯は一つは必要ですね。

キャンドルを作っている筆者としては、「災害時にもキャンドルはいかがでしょう?」と言いたいところですが、非常時に「直火」を扱うのは、むしろ危険と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、もし懐中電灯がなくてキャンドルしかなかったら?

(そんな人はいないはず。いえ、ここに一人おります。)

そこで今回のブログでは、キャンドルを安全に灯すためのヒントをご紹介したいと思います。

いずれも「常識的」なことですが、良ければ参考になさってみてください。

静かに灯したい時

手前の2つのキャンドルホルダーです。

1枚目の写真にあるキャンドルホルダーは、デンマーク在住時に購入したものですが、安全という観点からは、特に下方にある2つのキャンドルホルダーをお勧めします。

高さ5センチぐらいのガラス製のホルダーで、中にティーキャンドルを入れて灯しています。

コペンハーゲンで滞在した最初の家は間借りでしたが、その部屋には電気はなく、完全にキャンドルの灯りのみの生活でした。

このキャンドルホルダーを使って暗い部屋でキャンドルを灯しますと、写真の通り美しいのですが、さらに多少の風が吹いても炎が揺れず、静かに灯るのでとても安全です。

一方、上2つのキャンドルホルダーにもキャンドルが入っていますが、少々、サイズオーバーです。

これも灯りとしては「あり」ですが、安全性から言いますと、炎が容器から飛び出している分、キャンドル選びにもう一工夫必要と思われます。

(ちなみに、キャンドルを窓辺に灯すことが多いデンマークでは、窓辺に「カーテン」はほとんどなかったと記憶しています。)

2枚目の写真は、ここハワイで灯しているキャンドルです。

大きめのガラス容器に高さ5センチぐらいの自家製のキャンドルを入れています。(下に写っているキャンドルホルダーもデンマーク製のもので、最初の写真と同様、とても安全です。)

風を遮りますので、炎も大揺れすることはなく、静かに灯ります。

ガラスの耐熱性が不明でしたら、この写真のように、容器の底に石やガラスなどを並べますと、見た目にも美しいですし、直に床に置いた場合、熱で床を痛める可能性が低くなります。

さて、3枚目の写真では容器に入ったキャンドルをご紹介します。

ハワイで販売しているキャンドルで最もポピュラーなのが、この容器入りキャンドルだと思います。(赤いキャンドルをハワイで購入しました。直径は約11センチです。)

容器入りのキャンドル。

これらは容器に入っていますので、風などで倒れたりせず安全です。

また使用しているうちにロウが溶けて炎が下方に移動していきますので、そうしますと多少の風が吹いても火が消えてしまったり、大きく揺れることは殆どありません。

ただし、火を灯すうちに容器がとても熱くなりますので、点灯中もそうですが、火を消した後もしばらくは素手で触らないようにご注意ください。

また床やテーブルなど、置き場所によっては熱い容器のせいでシミや跡が残る可能性があります。

念のため、容器の下には何か(鍋じきやお皿など)敷かれることを強くお勧めします。

同写真には、小さな容器(缶)に入ったアロマオイル入りのソイキャンドルも2つ、写っています(一つは蓋なし、一つは蓋ありです)。

このキャンドルも転倒の心配はなく、小さい範囲にはなりますが優しい光と、ほのかな香りを楽しむことができます。

余談ですが、ソイキャンドルには火を灯した時に黒いススが出ない、さらに空気を清浄にするという、ちょっと嬉しい作用があります。

(もう一つ余談ですが、この蓋つきのソイキャンドルは、対面の占い鑑定を受けて頂いたお客様にプレゼントさせて頂いているものです(コロナで対面鑑定はお休み中です)。)

小さく持ち運びも楽なので、日常使いと併せて旅行に持って行かれる方もいらっしゃいます。

いずれの場合も、小さな缶の容器ですので火を灯すと容器もすぐに熱くなります。

やはり先の容器入りキャンドルと同様、缶入りのキャンドルご使用の際にも、容器の下に耐熱性のあるものを敷いてご使用されることを強くお勧めします。

同じ写真内にはさらにもう一つ、小さめですがガラスに入った美しいキャンドルが見えます。(蓋つき)

使用時の注意点は同じですが、高さが高い分、熱さによる床やテーブルへの損傷の可能性は幾分低くなります。

キャンドル、ロウソク使用時の注意

当たり前と思われることで恐縮ですが、キャンドルやロウソクに火を灯している間は絶対に火のそばを離れないでください。

何か敷いて火を灯しましょう。

また最後の写真にあるキャンドルのように、容器に入っていないもの使う時には、必ず耐熱性のあるお皿や容器に入れて火を灯しましょう。

キャンドルは使用時間が進むにつれてロウが溶けた結果、ロウだまりにロウが溜まります。

また、炎はゆっくりと下の方に移動して行きます。

そうしますと、ランタンのような効果でキャンドルの模様や、ボタニカルキャンドルであれば草花の陰影が写ってとても美しく幻想的に見えます。

しかしその美しさに見惚れているうち、突然、何らかの原因によって、ロウが一気に流れ落ちることがあります。

そのような時に、下に何も敷いていないと、流れ落ちたロウによって、本当に大変なことが起こります。

こびり付いてしまったロウは、温かいお湯などを使って取り去ることはできますが、かなりの作業になりますし、その際に、家具や床に跡がついてしまうことがあります。

くれぐれも、家具や床の上に、直にキャンドルを置かれませんように!

さて、ハリケーンダグラスでキャンドルを灯すことになるか、ちょっと心配です。

停電が起こらないことをお祈りしながら、これから準備したいと思います。

どうぞ、皆さまも安全な週末をお過ごしください。

静かな夜を過ごしたい、、。

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