皆さま、こんにちは。
1週間ほどまえのブログ「虹の端は何処にある?」では、雨の中をウォーキング中、美しい虹に遭遇した時の感動をお伝えしました。
そして、口惜しや、その日に限って大雨を恐れてスマホを持たずに出たばかりに、写真に残すチャンスを逸してしまったことも併せてお伝えしました。
さて、その2日後。特に「あの虹をもう一度」と意識した訳ではありませんでしたが、同じ時間帯(18時ごろ)に同じルートでウォーキングに出かけました。
小雨が降っていましたが、2日前ほどではありません。
「確か、この間はこの辺りから虹が見え始めたのよね・・」と思って前方の空を見上げた瞬間、なんと!ほぼ同じ場所に虹が出ているではありませんか!

「すごい、あの日と同じ!?」、とかなり感動しましたが、実は前回ほど鮮やかな虹ではなく、ピンクに色付いた夕焼けの雲をバックに、よく見れば虹だと分かるほどの微かな虹が、すぅーっと山の合間から立ち上がっていました。
迫力には欠けますが、でも、虹は虹です。
むしろ、「私のためにわざわざ虹が出てくれたのかも」とか、「虹の本心としては、ホントは出る予定はなかったのかもね。いやはや、有り難い」など、バカボンも顔負けのおめでたい妄想がエスカレートする始末です。
そんな喜びに浸りながら、ふと、「虹は同じ時間に同じ場所に出るものなのかしら?」と思いました。
そこで改めてこれまで見た虹たちを思い出してみると、確かに他の場所でもこれと同じような現象、つまり時間帯が同じで、雨が降った時や雲が山にかかっている日には、ほぼ同じ場所に虹が出ていることに気づきました。
後で調べてわかりましたが、ハワイの虹の発生には、オアフ島にある2つの山脈(オアフ島の東側、オアフ島の面積の3分の2を占めるコオラウ山脈とワイアナエ山脈)、その山脈に発生する雲(水滴)、そして太陽光(低い太陽光が良いらしい)が関係しているようです。
そして虹は太陽に背を向けた状態、つまり太陽と正反対の位置に見えるとのことです。


従って、同じ季節の同じ時間帯で、虹が出る条件(雲や水滴)が揃えば、ほぼ同じところに虹が発生する、ということになるようです。
かなりラフな理解度ですが、そうか、そういうことなのか、と少し虹について詳しくなったような気がして嬉しくなっている筆者です。
この二枚の虹の写真は、同じ季節の虹ですが撮影した日が違います。
完全ではありませんが、場所はほぼ同じ?のように見えます(無理があるかな、、?)
東京都のステッカーも虹ですね
東京都では新型コロナウィルス感染予防対策に積極的に取り組んでいる店舗・事業所に対し、申請の後「感染防止徹底宣言ステッカー」を配布していることをニュースで知りました。
このステッカーは皆さまもご存知の通り、七色、レインボーのステッカーです。
なぜ、レインボーにしたのかしら?何か意味があるのかしら?
それとも小池都知事が大のハワイ好きなのでしょうか?
そこで筆者は都庁関係者に伺ってみました。
そして初めて知ったのが、「感染症の7つのモニタリング項目」の存在です。
詳細は「東京都新型コロナウイルス感染症対策サイト」で確認できますが、以下が7つの項目です。
①新規陽性者数 ②東京消防庁救急相談センターにおける発熱等相談件数 ③新規陽性者における接触歴等不明者 ④検査の陽性率 ⑤救急医療の東京ルールの適用件数 ⑥入院患者数 ⑦重症患者数
上記のうち①から③は感染状況に関する項目、そして④から⑦までは医療提供体制に関する項目になっています。
今回のレインボーステッカーはこの7項目を反映した「七色」という意味が含まれているようです。
実際に、5月25日に東京都の新型コロナ特別措置法に基づく首都圏の緊急事態宣言が解除された時や、6月11日の「東京アラート」解除に際して、レインボーブリッジがその名の通り、レインボーカラーで美しく点灯されましたね。
個人的に筆者はあのレインボーブリッジが大好きです。ゆりかもめの先頭の座席に座って、大きくな弧を描くレインボーブリッジを毎度毎度、興奮しながら通過し、その後はお台場、有明、豊洲と巡る小旅行が大好きでした。

新橋から豊洲まで乗った後は、豊洲のららぽーとかホームセンターでブラブラし、帰りは都営バスでまた新橋に戻る、そんな気晴らしがたまらなく楽しいのですねぇ。
そもそもこのブログはハワイのバスルートを紹介しようとして始めたものですが、東京のバス巡りも楽しいよなぁ、と今、ハワイの地で様々な東京の風景を思い出しています。
唐突ですが、横の写真はレインボーブリッジの旋回部分をゆりかもめから撮ったものです。(アルバムを探したらありました。)
この際、写真の良し悪しには目を瞑っていただき、「あぁ、そうね。こんな風に見えるかもね」と寛大なココロでご覧ください。
虹の意味
ハワイ州はレインボーステート呼ばれるように、虹がハワイの象徴になっています。
また、ハワイの虹には「辛いこと(雨)があったからこそ、後には幸せなことが(虹)が待っているのですよ」という、励まし、希望の意味があるそうです。
その意味もあってか、ハワイでは医療従事者への感謝を表すのに、拍手やブルーインパルスによる飛行と並んで、多くの子供たちが(大人も)心を込めてレインボーを描き、医療従事者を称賛し、また患者さんを励ましています。
大小様々に描かれた可愛くて愛情溢れる虹の絵やメッセージは、病院内に飾られたり、医療施設の内部からでも見えるように大きな模造紙やキャンパスのほか、道路上にも描かれたりします。
虹の色は何処で見ても、人の心を励まし、嬉しくさせるのですね。
だからこそ、この最も辛い時期に虹を見たり描くことは、一時だけかも知れませんが、とげとげした気持ちやグチャグチャになっているココロを、丸くてホンワカ温かいココロに変身させてくれるのだと思います。
東京都のレインボーステッカーは、元来、コロナ対策に関する7つの指標を意味するものとして考案されたのかも知れません。
しかしその意味とは別に、このレインボーステッカーはコロナ収束の象徴、安全で健やかな生活の象徴として、それをみる人々に生きる希望や困難に向かう強い気持ちを喚起させる不思議な力を持っているのかも知れません。
またそうであったら本当に良いですね。
みんなで頑張りましょう!
