邪気を払うリース

今日も美しい夕暮れでした。

皆さま、こんにちは。

ハワイは明日から10月だというのに、連日、暑い日が続いております。

先週、オアフ島のロックダウンが一部解除されましたので、早速、夕暮れ時にビーチを歩いていますが、かなり暑いです。(マスクが特に暑いです。)

さて、日本はすっかり秋のようですね。

ハワイではハロウィンやサンクスギビングの飾りが出始めると、夏もそろそろ終わりかな、と感じます。

ちょっと地味めの
クリスマスリースです。

そしてあっという間にクリスマスの季節がやってきます。(10月からクリスマス用の切手も発行されるようです。)

クリスマスの季節になると、街は美しく飾られたクリスマスツリーと共に、色鮮やかなクリスマスリースで溢れます。

また一般のご家庭でも、玄関のドアや室内の壁にリース飾ってクリスマスをお祝いされることがあるでしょう。

リースの意味(ちょっとだけ)

リースを飾るのはクリスマスシーズンに限られたものではなく、アメリカやヨーロッパでは、1年を通して飾っているご家庭もたくさんあるようです。

その訳は、リースに「家族の無事」をお願いする習慣と、「魔除け」としての意味があるからです。

リースには「再び戻ること」、「命の輪廻」、「永遠」などの意味があり、出かけた家族全員が、ちゃんと帰ってきますように、という家族の願いが託されているのですね。

日本にもリースがある!?茅の輪としめ縄

興味深いことに、日本の神社でも、茅の輪(ちのわ)くぐりという厄払いの神事があります。

厄払いの具体的な内容は無病息災や開運厄除、そして厄難消除を含むのだそうです。

半年に一度づつ、6月末と12月末に茅の輪くぐりをして、厄を落とします。

以前、筆者も年末に都内の神社で茅の輪くぐりをしましたが、きちんと作法が決まっていて、少しでも間違えると「違う違う!」と、係のおじさまに注意されました。

一方のしめ(注連)縄にも厄や禍を祓うという意味合いがあります。

形状的には、大根締め、ゴボウ締め、輪飾りなどがあり、それぞれ特徴があります(大根締めは両端が細くなっている。ゴボウ締めは一方だけが細くなってる。)。

お正月用の輪飾りには邪気払いのための紙垂(しで)がついていたり、ダイダイの実、ウラジロやユズリハの葉が付いていたりします。

先の茅の輪も輪飾りの一種かしら、と筆者は勝手に考えています。

とても大雑把ではありますが、このようにして西洋のリース、そして日本の茅の輪、しめ縄の由来をみていると、洋の東西を問わず、どうも「輪」とか「輪状」のものには、「自分や家を守ってくれるものの象徴(魔除け、厄除)、という、共通した考え方があるように感じます。

リースの歴史(ほんのちょっとです)

リースは一般的に、花や葉、実物などが輪状につながったものを指します。

果たして、リースはいつ、どこで生まれたのでしょうか?

調べてみると、リース発祥の地は古代ギリシャ・ローマ時代のギリシャとありました。具体的には、地中海やエーゲ海、黒海あたりの地域でしょか。

時は紀元前8世紀ぐらいからでしょうか・・。(世界史が疎いのでこの辺で止めます。)

その当時、リースは主として頭に被るものであり、リースがその人の職業やステータス、業績の象徴であったようです。

素材には、ローリエ(文化芸術)やオリーブ(スポーツ勝者)などの常緑樹の葉が使われていたそうです。

リースを作ってみませんか?

今年はコロナの影響もあり、家で過ごす時間が劇的に長くなりました。

最近、壊れたザルで作ったリースがきっかけとなり、以前、没頭していたリース作りを再開したのですが、作りながら、今年のクリスマスや来年のお正月用に、ハワイっぽいリースを作ってみようと思い立ち、作ったのがこれです。

レインボーリースの完成です!

リースの土台の直径は約18センチほどです。

以前はドライフラワーを使ってリースを作っていましたが、ここハワイではハイビスカスやプルメリアのドライフラワーはなく、自分で作ってみたりもしましたが、質感が変わってしまい、出来ませんでした。

そこで今回、初めて造花を使ってみたのですが、思いの外、扱いやすいことが分かりました。

色は、ハワイを象徴する虹の七色を使おうと、様々な花を使ってみたのですが、花に加えて、ハワイのレイ作りにも使われる羽も併せて使ってみると、さらに色が鮮やかになり、また質感もユニークで楽しい作品が作れることがわかりました。

小さいレインボーリース

次に小さいリースも作ってみようと、直径約10センチの土台で作ったものがこれです。(画像が少し暗いですが、実際は、とても明るい色合いです。)

全体的なボリュームは上のリースと比べますとこじんまりしていますが、色のインパクトが強いので、小さくても十分に存在感があります。

ハワイアンリース、ハワイアンしめ飾りを作ってみませんか。

このリースは特に季節に関係なく、いつでもハワイアンの気分を楽しめるリースです。

先日、占い鑑定のお客様にちょっとご紹介したところ、「ワークショップで作り方を教えて!」とリクエストがありまして、急遽、ワークショップ開催の準備を開始したところです。

オアフ島在住の方も、日本在住の方も、もしご興味があればお気軽にお声をかけてください。(お問い合わせの際は、メニューの占い鑑定問い合わせからご連絡ください。)

準備が出来次第、ご報告させて頂きたいと思っております。

それでは皆さま、引き続き、お身体ご自愛くださいね。

これはクリスマス用アドベントキャンドルリースです。クリスマスの4週間前から、順にキャンドルに火を灯してクリスマスを迎えます。
ドライフラワーで作ったリースです。
質感がかなり違いますね。壁にかけたり
置いて飾ることも出来ます。

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