皆さま、こんにちは。

いかがお過ごしでしょうか?
ハワイ、オアフ島は依然ロックダウン状態ですが、それでもビーチや公園は開放されて、「お一人さま」での活動は許されております。
筆者はずっと「お一人さま」ですから、特に大きな変化はなく、久しぶりに解放されたアラモアナビーチパークに赴き、爽やかな海の音と風を満喫しています。
リース作りに火がついた?

先週、壊れたザルを再利用して作ったハロウィン用のリースを、本ブログでご紹介しました。
インスタグラムにもあげたたせいか、意外にも多くの方からの反響がありました。
「壊れたザル」に共感したくださったのか、「ブルーのカボチャ」の意外性に共感してくださったのか、そこは判明しませんが、見て頂けただけでも大変ありがたく、改めて、ここに御礼申し上げる次第です。
さて、元来「おだて」に弱い単純な筆者は、ザルリースへの反響に気分を良くし、「だったら、もう一つぐらい作ってみようかなぁ」、と思い、再度、身の周りの「使えそうなもの」を物色しました。
流石に、ザルは2度、壊れないようです。
そこで道具箱の中にあった太めの針金と、以前、フラワーアレンジメントで使ったラフィアの残りを使って、リースのベースになる輪を作りました。
しかし、リースに何を飾るか、、肝心の「もの」がありません。
そこで、「不要不急の外出をするな!」と言われているにもかかわらず、近所のお友達にお願いしまして、「フローラデック」という、様々な花材や装飾関連のグッズが揃っているお店に連れて行って頂きました。
ちなみにオアフ島にはこの他にも、ベン・フランクリンという、あらゆるクラフトに対応した品揃えのお店がありますが、今回、初めて訪ねたフローラデックは、より装飾的なクラフト作りに対応したグッズが揃っているように思います。
さて、久しぶりの外出で、ウキウキして現地に行きますと、ドアには「クローズ」の看板が、、。
「げ〜、そんなぁ〜。だって、ウェブサイトではやってるって書いてあったのに!」と不安に思いながら店内を覗いてみると、電気はついています。
人気はないのですが、お友人が入り口のガラスのドアを何度か叩いているうちに店員さんが出てきて、ドアを開けてくださいました。
開店していたけど、閉店の看板が出ていた、、という、ハワイらしい?ハプニングです。(こういうフェイントは、辞めて欲しいなぁ、、。)
「開いてて良かった!」と心底、安堵しながらお店に入りました。
中をグルッと見回しますと、綺麗に陳列されているエリア(建物)と、倉庫らしい建物があります。

筆者は、まず綺麗に陳列されているエリアで造花を物色しました。
前回のリースは淡い色合いでしたが、本ブログの読者さまから、「もっとハワイらしい色のものも作ってみては?」とアドバイスを頂いてたので、いかにもトロピカルな感じの花を中心に物色しました。
お友達にも意見して頂きながら、1時間以上かけて、数種類のお花と葉を選びました。
お買い物は楽しい、、
ここでレジを済ませても良かったのですが、せっかく車で来たのだから、花瓶やビーズ、キャンドルなども見ていこう、ということになり、さらにショッピングを続行しました。
あれやこれや手に取り、お友達と笑ったり驚いたりしながら、最後にみたのが大量のリボンの棚でした。
クリスマスに向けて、赤や緑、金色の鮮やかなリボンが山積みされていて、どれを見ても綺麗で可愛く、思わず手にとってしまいます。
これは「危険」な状況です。
久しぶりの外出で気分がルンルンしてしまい、いつもより「財布の紐」が緩みがちなのは、すでにバスケットの中の大量の花を見ても分かります。
さらにリボンの値段は日本よりも全体的に安価で、これがますます筆者のお買い物モードに拍車をかけています。
可愛いからと言って、これ以上、調子に乗ってリボンまでカゴに入れてしまったら、大変なことになってしまいます。
母方の曽祖母がよく口にしていたという言葉を思い出します。
「安しとて、無用のものをこうべからず」。その通り。
「リボンを買って、どうするの?」と自問自答しながら、最下段の棚に目を落とすと、そこにはレトロチックな柄のリボンが無造作に並んでいました。
そして、特に筆者の目を捉えたリボンが2つありました。

一つはアメリカのカントリー人形の柄で、「ラガディ・アン&アンディ」のモチーフが描かれているリボンです。
約50年前、日本を訪ねてこられたアメリカ人のご婦人から頂いたお人形が、まさにこのラガディ・アン&アンディで、私は確か女の子お人形を頂き、妹が男の子のお人形を頂いたと記憶しています。
にわかにその頃の記憶が蘇ってきて、思わず手にとって眺めました。
もう一つはブルー地に、ピンクのハンカチを首に巻いた可愛いアヒル(ガチョウ?)のモチーフが描かれたリボンでした。
それを見た途端、「マザーグース」の歌、「Goozy Goozy Gander」のフレーズを思い出したのです。
小さい時に何度もマザーグースのレコードを聞いたせいで覚えているのですが、当時は意味も分からず、ただ真似をして歌っていたように記憶しています。
いきなり、昔の様々な風景がフラッシュバックされてしまい、手にした2つのリボンをしばらく眺めていました。
この他にも、下段の棚には違う柄のリボンが並んでいました。
よく見ると、リボンの両脇が色褪せしていたり、ホコリやシミがついています。相当、古そうな製品です。


一体これはいつ頃のリボンなんだろう、とラベルと見てみると、そこには「Mede in USA」の表記がありました。
横にいたお友達は「昨今、メイドインUSAのリボンなんてないわよ〜」と驚いていましたが、さらに驚いたのはその価格です。
一体、幾らなんだろう、と思い値段を見てみると、元の値段はすでに判読不可で、新たな(と言っても、かなり古い感じの)ラベルには、お人形のリボンが$2.59、アヒルのリボンが$0.79、とありました。
一瞬、これは1ヤード(91センチ)の値段かと思ったのですが、よく分からなかったので店員さんに伺うと、何と一巻きの値段がこのお値段なのです。
ちなみに、このリボン一巻きは50ヤード(約47メートル)です。
「赤札だから、返品はできないわよ」、と注意されましたが、心の中で、「返品しません、買います」、と答えました。
そして、この安さに衝撃を受けてしまった筆者は、この後、ひたすらアンティークリボン(勝手に命名)を見まくり、結局、7巻のリボンを買ってしまったのです!
これって俗にいう「大人買い」でしょうか?
値段は占めて$9.72。最も安いリボンは39セント。そして最も高かったリボン(4インチ幅、テディベア柄)でも$3.98でした。
どうする、このリボンを!

さて、ノスタルジーに任せて買ってしまったこのリボンたち。
さぁ、どうするね?
お花のリース作りはひとまず置いといて、急遽、リボンリースを作ることにしました。(花も購入しました。)
リボンリースにも様々な作り方があるようですが、複数のリボンを失敗なく、美しく仕上げるには専用のリースフレームを使うのが良いようです。
翌日、朝一でリースフレームをベンフランクリンで購入し、作りはじめました(左の写真)。

昨今はワイヤー入りのリボンが多く出ており、リボンを結ぶにしてもリースにするにしても形を整えるのが比較的、容易です。
しかし、アンティークリボンにワイヤー入りはなく、厚手の生地に「糊」が張ってあるような手触りです。
ワイヤーのように変幻自在に形を整えるには向きませんが、それでもリボン自体に「張」があるので、形作りも思いの外、楽にできました。
リース作りに使用したアンティークリボンはブルー系のリボンが3種類、そして赤いリボンが1本でした。
すると、思いの外、寒々しい感じのリースが出来上がってしまいました。
そこでこのテープの他に、以前から持っていたオーガンジーのリボンで、金のラメが施されているクリスマス用リボンを付け足して作ってみました。
すると、そこそこ温かみのあるクリスマスリースが完成しました。

出来上がったリースは細部を細かくチェックしますと、「荒」も見えますが、遠目でみる限り、それなりの雰囲気を醸し出して、悪くありません。
初めての割には良い出来、としましょう。
一方、元々作るつもりだったお花のリースは、これからゆっくり作りたいと思います。
オアフ島のロックダウンは、予定では23日までとなっています。
リース作りがあるお陰で、余裕で、楽しく過ごせそうです。
皆さまも、どうぞ今日からの連休、楽しくお過ごしくださいね。