皆さま、こんばんは。
先週末からすっきりしない天気が続いていたホノルルは、水曜日になって久しぶりに朝から爽やかな晴天となりました。
一昨日、大きなニュースがありましたね。
ハワイ州は来月6日から、日本人観光客の受け入れを実施すると発表しました。
実際はハワイに来られても、帰国後は2週間の自宅待機があるようです。
事情は未だそれほど簡単なものではありませんが、それでも大きな一歩ですね。
さて、Kusu Kusu Hawaiiでも、大きな一歩がありました。
リースのワークショップを開催しました。
と言いましても、まだコロナ禍が続いている状況ですので、4名以下の少人数でのワークショップです。
もちろん、手洗い、ソーシャルディスタンス、マスク装着です。

記念すべき第一回のワークショップでは、時期的にはまだ少し早いのですが、来年のお正月に向けて、「ハワイアンしめ縄リース」作りました。
いずれの参加者の方も、しめ縄リース作りは初めての経験でした。
リースには様々な作り方がありますが、今回はワイヤーを使って花材を巻いてゆく作り方を用いました。

ラフィアや藁で作ったリースの土台を用いて、思い思いに花や葉などを付けていく作業には、少し忍耐が必要ですが、出来上がりの作品は、取り付けた花材の安定がよく、長持ちします。
今回のリースはしめ縄がベースですので、60センチあるいは90センチのしめ縄を輪にして作りました。
まず最初に、イメージ作りです。
リース作りで最初にすることは、イメージ作りです。
どの花をどの位置に置いていくのか、実際に花や葉を選び、それらを土台の上に置いてみます。
これが最初の山場となります。
ポイントになる花の違いや、同じ花でも置く場所が違ったり、隣り合う花や葉の色の違いでリースの雰囲気はガラリと変わります。
リース作りそのもののことではありませんが面白かったのは、ワークショップが始まるまで参加者の皆さん、かなりワイワイと楽しくおしゃべりされていましたが、いったん、作業が始まりますと、嘘のように静かになったことです
やる時はやりますのよ、私たち、、そんな雰囲気でした。
リース作りに使う花材

さて、今回使用したお花はいわゆる造花で、素材は布であったり柔らかプラスチック樹脂のような素材がほとんどです。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーよりは扱いが簡単です。
また色も豊富ですから、花や葉の色の組み合わせも豊富となり、従って個性も出やすくなります。
お正月のしめ縄ですので、花には水仙や千両、南天の実を使いました。
また花ではありませんが水引で作った亀や梅の花のオーナメントを使いました。
そして、ハワイの雰囲気を出すために、ハイビスカスやアンスリウム、各種蘭の花も使いました。

個性豊かなデザイン
先ほども書きましたが、お花の色や、花をどこに配置するかによって、同じ花材を使っても作品の印象は全く異なります。
参加者の皆さん、どなたも「あーでもない、こーでもない」、と悩んだ末、ほぼデザインが決まりました。
デザインが決まった後は、いよいよワイヤーを使って花材を巻きつけていきます。

基本的には、反時計回りに花を置いていきますが、ワイヤーを隠すようにして花や葉を巻きつけるのは、簡単ではありません。
実際にワイヤーで巻きつけてみると、当初のイメージとは微妙に違ってしまったり、花や実の向きが思い通りにならないこともあり、「悪戦苦闘」が始まります。
ワイヤーでリースを作る一つの良いところは、ちょっと間違えたかなと思った時に、すぐにワイヤーを解いて修正が簡単にできることです。
これがもしグルーガンや各種のり(ボンド)を使ったリース作りですと、修正が難しいことがあります。
参加者の皆さんは、初めての作業に戸惑うことも多く、何度かワイヤーを解くこともありましたが、それでもとても忍耐強く、最初のイメージに限りなく近い作品を作ることができました。
リース作り開始から、約2時間後。皆さんの作品が出来上がりました。
完成したハワイアンしめ縄リースは、本当に一つ一つが美しいしめ縄リースで、とても刺激的でした。




参加者の皆さんと一緒に存分に観賞会をしまして、無事ワークショップはお開きとなりました。
いつもリースを作っていると、どうしても「マンネリ」になりがちなデザインになりますが、他の方の作品をみると、本当に勉強になります。
また近いうちに開催予定です。
日程などの詳細が決まりましたら、改めて発表させて頂きます。
ご興味のある方はどうぞ、お気軽にご連絡くださいね。
(現在はハワイ在住の方のお申し込みのみですが、飛行機が飛ぶようになりましたら、どうぞ、ハワイにお越しのお客様も記念にトライしてみてくださいね。)