みなさま、こんにちは。

日本はゴールデンウィークですね。いかがお過ごしでしょうか?
本ブログではオアフ島のバスに関する情報を中心に、ハワイの日々の生活にある小さなトピックについてご紹介させていただいております。
ですが、今回は久しぶりに「脱日常」的なハワイライフについてお話しさせて頂きます!
2020年から本格化したパンデミックの影響で、今でもハワイと日本との行き来には多少の不便が残りますが、先週末、2度のハワイ便キャンセルの憂き目にもめげず3度目の正直で、とうとう2年ぶりにお友達がハワイにいらっしゃいました。
ラインなどで話はできるものの、やはり、実際にお会いすると感激もひとしおです。
約一週間の滞在の間、ハワイに住んでいてもなかなか体験することのない幾つかのイベントを企画しました。
そのうちの1つがクアロアランチのジップラインでした。

初老でも大丈夫、ジップライン!
本ブログで年齢をご報告したことはありませんが、四捨五入で還暦になる初老のおばさんに、果たしてジップラインなんて挑戦できるのか不安が全くなかった訳ではありません。
しかし、旅好きで勇猛果敢な友人は「絶対、やってみたい。大丈夫よ〜」とやる気満々でした。
そこで友人がハワイに到着する約三週間ほど前に予約を入れました(少し予約が遅かったですね。残りの空席がわずかでした。)。
お値段はクアロアランチのサイトに記載されていますが、今回はカマアイナア料金を利用できたおかげで、約30ドルほどお得になりました。
早朝、ワイキキのホテルからクアロアランチ行きのバスに乗り出発です。
普段はほとんど走らないLikelike Hwyの車窓を楽しんだり、お友達とあれこれと話をするうちにクアロアランチに到着です。
ジェラシックパークやその他数々の映画に使われたというクアロアランチは、雄大なコオラウ山脈を背後に控え、起伏のある地形が広がっています。
私は初めてのクアロアランチですが、確かにここに恐竜がいてもおかしくないかも、と納得できる風景でした。
何よりも自然に囲まれ、吹く風が本当に気持ちよく感じられます。
だんだんドキドキしてきた。
現地に到着しますと、そこにはジップライン以外のアクティビティを楽しむ観光客もたくさんおられます。
私が観察した限り、その日の午前中、日本人は私たち二人のみだったと思います。
ジップライン参加者は私たちを入れて11人でした。
小さなバンに乗って、ジップラインのスタート地点に移動します。
そこには小さな小屋があり、そこでヘルメット、体を吊る紐(太い金属のワイヤー)の装着をします。重い!
係のお兄さん、お姉さんが手際よく助けてくれます。
友人はこの日のためにGoProを購入。
ヘルメットにはちゃんと装着用のクリップ(?のようなものがついています)があり、しっかりと装着できます。(後日、友人からの報告があり、GoProはヘルメットに装着すると、やたら「空」が映ってしまうとのことでした。胸あたりが良かったのかもしれませんね。)

準備万端、重い装備を背負いながら、いざ1本目のジップラインに挑戦するため、小屋から移動しました。
約5分のところにあるスタート地点まで、少しきつい登り道です。
普段の運動不足と初老のせいもあって、心臓がドキドキしてきました。
そして、実際に滑るジップラインを目の前にして、さらに心臓がドキドキしてきました。
「なんだか怖いね、大丈夫だよね。」とお互い、心配顔になります。

そこで改めてジップラインに参加者の顔ぶれを眺めてみますと、私たち以外の参加者は、間違いなく20歳代と30歳代で、ワクワクモードいっぱいのカップルやお友達グループです。
参加者のみなさん、そしてインストラクターの人たちも、おそらく心の中で、「あれ、ちょっと年とってない?この二人、大丈夫かな?」と思ったに違いありません。
私たちも若者の足は引っ張らないよう、頑張るしかない、と腹を括りました(大袈裟?)。
二人づつ滑るのですが、まずは若くて元気な可愛いお嬢さんお二人が先頭を切りました。
ジップラインのワイヤーに自分が装着しているワイヤーを取り付けて、インストラクターのお兄さんと一言二言話交わしたら、すぐにゴーーーー!です。
こういう時にモタモタするのが一番心臓に悪いですから、装着したらすぐに滑るのは正解です。
私たち、初老女性カップルは最後でした。
「そうよね、今日のお客さんの中で、一番の厄介者になりそうだものね。最後にゆっくりやるんだわ」と勝手にメイクストーリーをしてしまいます。
実際、インストラクターも私たちの「もたもた」レベルを確かめたかったのでしょう。
でもね、意外と大丈夫でしたよ。
「ヒョエ〜!」、とか、変な雄叫びはありましたが、滑ってみると、これが気持ち良い。
ワイヤーでしっかり取り付けられているので落ちませんし、またハンドルもあるので、バランスも崩れません。
あえて言うならば、前を向いて滑りたいのに、なぜか横を向いたり後ろ向きになったりしますが、到着地点ではインストラクターさんが前向きにしてくれるので、ちゃんと着地できます。

この最初の一本で気持ちが吹っ切れ、その後の6本は本当に楽しめました。
流石に若者のように手を離して、アクロバチックなポーズをするほどの無茶振りはありませんでしたが、滑りながらコオラウ山脈を見上げたり、遠くに見える海を眺めたりできるほどの余裕も出てきて、友人と一緒に本当に楽しい2時間を過ごしました。
最後の1本が終わると、また元の小屋に戻り装具を外します。
ジップラインの途中、幾つかの地点で写真撮影があり、希望であればすぐに購入できます。(ネットで購入する感じです。)
普段はこのような写真は購入しないのですが、あまりにも楽しそうに映っているので4枚購入しました。
童心に戻るというのは、こういうことか、と写真を見るたびに思います。

写真購入後、帰りのバスに乗るために再度、バンに乗って戻るのですが、慣れない山道の昇り降りで足が重くなっているのを感じました。
バンから降りるなり、二人とも小さく蹴つまづいて、「いやね〜、こういうことなのよ。初老は。」と日頃の運動不足を反省し(一時的)、抗えない加齢効果を実感した1日でもありました。
また友人には帰国後、GoProの使い方を練習して頂き、再度、挑戦したいと思います。
それではこれで失礼致しいます。