オアフ島 17番バスと18番バス(前半)

南北に走る17番バス、トリッキーだけど便利な18番バス(24番バス)に乗って、マキキファーマーズマーケット、カフェに行ってみましょう。

マキキという地名を聞いたことがありますか?

場所はアラモアナショッピングセンターの山側、フリーウェイを越えたあたりから始まる地域を指します。

今回(前半)、ご紹介する17番バスは、マキキ地域を中心に循環しています。

次回(後半)でご紹介する18番バスは、マキキのほかにプナホウ、ハワイ大学、カパフル、ダイアモンドヘッド、カハラ、ハワイカイまで広く走ります。

特に18番バスは、ルート走行中にバスの番号が変わるという離れ業、「それってありですか?」的な荒業をすましてやってのける、トリッキーなバスとなっています。

17番、18番バスは、アラモアナショッピングセンターを出発すると、一気に山側に向かって走る、いわば「縦」のルートが特徴的です。

この2つのバスルートは、アラモアナショッピングセンターからケエアモク通りを北上することろまでは同じですが、フリーウェイを越えたワイルダー通りからルートが大きく分かれます。

(ケエアモク通りの下を通るフリーウェイ。画面左側に通りを進むとマキキに入ります。)

番号が近いので、つい、同じようなルートかしら、と思いがちですが、それは途中までのことで、乗り違いますと、あれれ~~、ということになります。

(乗車時にバスの番号をきちんと確認しておけば、心配はご無用です。)

それではさっそく、17番バスのルートを確認しましょう。

17番バスは比較的、狭い地域を走る循環バスで、アラモアナショッピングセンターを出発したあと、ケエアモク通りを北上し、フリーウェイを越え、さらにマキキの目抜き通りであるワイルダー通りを通過して、Nehoa Stまで北上します。

Nehoa Stに左折で入った後、ルーズベルト高校の前を通り、じきにペンサコーラ通り(Pensacola St)に入ります。

この通りをカピオラニ通りにぶつかるまで、ひたすら南下(海に向かって走る)し、カピオラニ通りを左折した後、アラモアナショッピングセンターに戻ってきます。

17番バスのもう一つの特徴は、アラモアナショッピングセンターを基点とした、一方方向のみの循環ルート(反時計回り)であることが挙げられます。

従って、17番バスはこれからお話するマキキファーマーズマーケットやMakiki shopping village等へのアクセスとともに、北上、南下する際に通過するキング通りやベレタニア通り周辺のお店、レストランへのアクセスにもとても重宝します。

特に買物で疲れた、荷物が多い、そんな時に、この17番(途中までは18番バスも)を知っていると、とても便利なのです。

マキキってどんなところ?

マキキファーマーズマーケットへのアクセスをお話する前に、少しマキキ地域についてお話します。(不要な方は飛ばしてください。)

マキキは観光目的では殆ど立ち寄らない地域ですが、アラモアナショッピングセンターからケエアモク通りを山に向かってバスで約10分程、走ったところにある、徒歩でも行ける静かな住宅街です。

マキキを東西に走る目抜き通りは、ワイルダー通りと言います。(4番バスをご紹介した時に出てきた通りの名前です。)

(ワイルダー通りのKeeamoku + Wilderのバス停です。4番、18番バスが停車します。)

住宅街を走るワイルダー通り沿いには、一軒家やコンドミニアム(日本で言うマンション)やアパートのほかに大きな私立の学校、さらには官約移民として始めてハワイに渡った人々のお墓があるマキキ墓地(Makiki cemetery)、教会、公園(Makiki District Park)などがあります。

Makiki Shopping VillageとShore Shot Cafe

ケエアモク通りからワイルダー通りを左折して西方向に行くと、ケワロ通り近辺にマキキショッピングビレッジ(Makiki Shopping Village)があります。

同じVillageでも、ヒルトンハワイアンビレッジのような規模を思い浮かべないでくださいね。

規模はとても小さく、全部で7,8件の小さなスーパー、床屋、レストラン(食堂と言う感じ)などがひっそりあるのですが、その中に「Shore Shot Cafe」と言う名のカフェがあります。

うっかりすると見落としてしまうほどの小さいドアです。

中は至ってシンプルな内装で、オーダー用のカウンターのほかには、小さなテーブルが数台と椅子が置かれています。

どこか寂しい感じがしないわけでもありませんが、メニューは豊富です。コーヒーをはじめとする飲み物、食べ物はスコーン、マフィンから始まり、ベーグル、サンドイッチなど、どれもボリューム満点!そして美味です。

もちろん値段もリーズナブルです。

筆者は朝、仕事に行く前に立ち寄って、アイスコーヒーやマフィンをよく買いますが、ウィークデーの朝6時(日曜日は7時から)から夜6時の閉店まで、概ね、人が絶えません。

cafe cup(Sure Shot Xafeで買ったマグカップです。)

マキキ ファーマーズマーケット

(地元の人たちで賑わいます。)

ケエアモク通りとワイルダー通りの角には、マキキディストリクトパークという芝生のグラウンドがあります。毎日小さい子供から大人まで、サッカーの練習をしたり、ベンチに座ってレイを作ったり、犬と遊んだりしています。

(マキキディストリクトパークの看板です。あまり目立っていません。)

ケエアモク通りからワイルダー通りを右折し、1ブロック先のマキキ通りとの角にマキキ教会があります。

この教会の駐車場スペースを利用して、毎週木曜日の夕方からマキキファーマーズマーケットが開催され、多くの食べ物を提供するテント(ブース)が立ちます。

マーケットで購入した食事は、スペースに設置されたテーブルで食べることも出来ます。

また、ほぼ毎週、ミュージシャンがマーケットに来て、ハワイアンや、ポップミュージックを感じの良い音量で演奏しています。

人々は音楽をバックに、買ったお弁当を食べたり、知り合いとの会話にいそしんだり、あるいは八百屋さんで品定めをするのに熱心です。

(これで、10ドル以下でした。)

木曜日の夕方、マキキ近辺を通ることがあったら、立ち寄ってみてください。

アラモアナショッピングセンターから17番だとKeeamoku Ave + Wilder St18番バスであればKeeamoku Ave + Makiki Stで下車します。

 

 

オアフ島4番バスでのんびりロコの町を走る(前半)

オアフ島、4番バス!見たことある?!

4番バスは、西はヌウアヌ(Nuuanu)と呼ばれる地域のOld Pali Rd + Mamalahoa Plというバス停から始まり、途中、ダウンタウン、Alapai transit center(注:最後に出てくるおまけ情報も参考になさってください。)、プナホウ、ハワイ大学を経由しながら、ユニバーシティ通り、カピオラニ通りをしばらくアラモアナ方向に走った後、一瞬、アラワイ運河を渡りながら小さく方向転換し、またカピオラニ通りからハワイ大学方向に戻る、という、比較的長いルートをとります。

4番バスで特徴的なのは、ダウンタウンのチャイナタウンから走行ルートが山側に向かい、ヌウアヌ通りや緑深いパリハイウェイまでルートが伸びていること、そしてワイキキやアラモアナ地区(ショッピングセンターがある区域)を通らないことです。

従いまして、ホテルのあるワイキキや買物途中のアラモア地区から、「よし、これから4番バスに乗ってどこかに行こう!」ということにはなりません。

では、4番バスは一体何がよいのだ?と思いますね。

これはあくまで筆者の考えですが、4番バスは、「どこかを目指すために乗るバス」というよりは、行った先での散策や、そこから少し離れた場所に移動する際に、「ちょこっ」と使うのに重宝するバスだと思います。

加えて、4番バスは普段、観光では走らない住宅街などのルートを走りますので、思いがけず、ロコの普通の生活を垣間見ることも出来る「ロコ観光」に使えるルートとも言えます。

無理に言い換えるのであれば、「格安バスツアーでロコの町を散策しよう!」的バス路線とも言えます。

4番バスは住宅街の細い道も通りますが、同時に、適宜、主要な道路とも交差していますから(つまり乗り換えが可能ということです)、例えば、ハワイ大学から乗って、キング通りが交差するモイリイリ地区にある美味しいレストランにいってみよう、こんな時に重宝します。

また、ワイキキからチャイナタウンに遊びに来たけど、時間があるので、ハワイ大学にも行ってみたい!そんな一見、無計画とも思われる移動の際にも重宝することがあるのです。

(ただし、チャイナタウンからハワイ大学へ行くルートは、4番バスの他にもAルートという急行バスに乗る方法があります。Aバスの停留所から乗りますと、ハワイ大学が終点となります。)

ワイルダー通りは東西移動に重宝するルートです

4番バスのルートワイルダー通り(Wilder Ave)があります。

フリーウェイよりも山側(北側)にある道路で、パンチボールやマキキ、プナホウ地区などの落ち着きのあるローカル感が溢れた地区を走ります。

ワイルダー通りは4番バス以外にも使い勝手の良い18番バスが走っており、さらにワイルダー通りと交差する通りには、アラモアナショッピングセンターから山側に向かって伸びているケエアモク通りや、プナホウ通りなどがあります。

従って、ワイルダー通りは、様々なバス路線への乗り換えにも便利な通りであり、4番バスに乗り慣れてくると、俄然、バス移動のフットワークが良くなるのです。

観光目的でワイルダー通りに途中下車することは、あまりないとは思いますが、もし、4番バスに乗るチャンスがあったときには、是非、車窓から見えるハワイの普通の生活の様子を眺めてみてください。

次回のブログで、4番バスルートを、少し詳細に辿りたいと思います。

おまけ:アラパイトランジットについて(注意)

注意!このアラパイトランジットには沢山のバスが乗り入れています。そのため、「あれ?このバスの番号、みた覚えがあるぞ。もしかしたら、ここからでもアラモアナにいけるかも?」、そんな思いがよぎります。

しか~~し、それはダメです!ほぼ勘違いです。

ここから出ているバスの多くは、アラモアナから離れていくバス(比較的長距離のバス)や、山側に走っていくバスなので、もし、万が一間違えてしまうと、「だんだんお家がと~くなる~」的状況に陥る可能性があります。

ただし!もしここで「そうだ!The Honolulu Museum of Art Spalding House (昔のコンテンポラリー美術館)に行こう!」と神的な閃きがあった場合には、このアラパイトランジットで降車し、15番バスのPacific Heights行きバスに乗りますと、美術館に直行します。

でも、このバスは通勤時間帯を除くと、ほぼ1時間間隔での運行ですので、タイミングが合わないと、そこでかなり待つことになることもあります。

ついでに申せば、この美術館の閉館時間は午後4時であります。

さらについでに申しますと、ここの素敵なカフェは2時で終了です。

 (可愛いカフェです。)

午前中に行くのが良いかも知れませんね。

 

 

 

 

 

ブレイスデールセンターへのアクセス

ニール S. ブレイスデールセンター(Neal S. Braisdell Center)をご存知ですか?

アラモアナショッピングセンターの山側、カピオラニ通りをダウンタウンに向かい、2ブロックほど走ると、ワード通りとの右側の角に巨大な建物群が見えます。

それが、通称ブレイスデールセンターとも呼ばれる、円形アリーナ、長方形の展示施設、そして劇場からなる複合施設です。

3つの建物がワード通りに面し、カピオラニ通りとキング通りに挟まれるような形で建っています。

この施設は1964年に建てられ、その後、拡張や改築を経て、現在は海外からのコンサート等を含め、ほぼ毎週、ユニークな展示会、スポーツ競技などの各種イベントが開催されています。

また2000台の収容力をもった駐車場も準備されているため、各種イベント時には大勢の人が集まります。

ここでのイベントとして、チケットなどがなくても気軽に行けるのは、毎週水曜日の4時から始まるファーマーズマーケット(駐車場で開催されます)でしょう。

一方、無料ではありませんが、週末はハワイシンフォニック交響楽団によるクラシック音楽の演奏や、アメリカ本土、さらにはヨーロッパからの各種コンサートなどがあります。

さて、筆者の一押しとしては、8月下旬の週末に会される、Made in Hawaii Festivalがあります?

これはハワイ全土の物産展で、ハワイの特産品、例えば、コアの木のインテリア家具や小物、キルティング、ムームー、水着、貝細工、真珠、Tシャツ、若いデザイナーによるアクセサリーなど、展示され即売される催し物です。

基本的に食料品以外は長方形の展示施設で(一部、食料品もあり)展示されており、円形のアリーナではハワイ特産の美味しいコナコーヒーやポケ、飲茶、バター餅、ボップコーン等のスナック、アイスクリーム、パンなどあらゆるハワイアンフーズが販売されていて、確実に半日は過ごせます

一番嬉しいのは、お値段がとてもリーズナブルなことです。

例えば、コアの木で作られてたアクセサリーなどは、普通のお店で買うよりも安く手に入りますし、食べ物もたっぷりのボリュームでリーズナブルなお値段になっています。

ちょっとユニークなお土産を探してみたり、自分おために素敵なアクセサリーを買ったりするのにとても良いと思います。

このイベントのほかにも、Annual Hawaii Collector’s Expo もとても面白いです。

ここではアンティークのアクセサリーや、古いレコード、ポスター、日用雑貨、おもちゃなどのほか、言い方は悪いですが、ガラクタもあります。

日本のフリーマーケットのようでもあります。

実際に買うものは限られているかも知れませんが、品物を見ながら、お店の人と話をしたりするのも楽しいですよ。

私はかつて、ここで古い生地を買い、テーブルクロスを作りました。

物産展やコレクターズエクスポといった大きなイベントでは、入場料を払います。

大人で5ドル程度です。

チケットはアリーナと展示会場のすぐ近くにあるちいさな丸いチケット売り場で購入します。

前売りチケットもありますので、ブレイスデールセンターのウェブサイト等で確認してみてください。割引があることもあります。

さて、肝心のバスでのアクセスをお話します。

先ほどもお話しましたように、ブレイスセンターは3つの建物で構成されています。

バス停は、この建物群を囲んでいるカピオラニ通り、キング通り、ワード通りの3箇所あるのですが、停車するバスはそれぞれ異なります。

従って、バスでのアクセスの場合、ご自分がどの建物に行くのか、そして今、どこにいるのか、この2点によって、利用するバスの番号を適宜変更するのが良いと思います。

もし、今、ワイキキにいらして、ブレイスセンターに行きたい、と思われたときには、2番バスが最も簡単です。

乗り換え無しです。ただし停車するのはベレタニア通りなので1ブロック歩きます。

本当なら、劇場に近いキング通りのS.King St – Ward Aveというバス停で降りたいところですが、このバス停はダウンタウン方面から来るバスのバス停です。

そう、キング通りはダウンタウン方面からの一方通行なのです。

従いまして、ワイキキからのアクセスの場合には、S. Beretania – Ward Aveでの下車となります。

ホノルル美術館の目の前のバス停ですのですぐにわかります。

バスを降りましたら、すぐそばの横断歩道をキング通り方向に渡り、そのまま歩きますと、劇場が見えてきます。

ちなみに、バスを降りてからキング通りまで、トーマススクエアーという緑地(公園)があり、中央には大きバニヤン(ガジュマル)の木があります。

もし、ワイキキ方面から、バレエやクラシックコンサートなどで劇場にいらっしゃるのであれば、この2番バスを利用されますと、比較的、歩く距離も少なく、楽にアクセスできると思います。

往路で直接ワイキキに戻りたいときには、キング通りの2番のバス停で乗ります。乗り換え無しでワイキキまで戻れます。

(このバス停には1番バスも停まりますので、乗車の際には、念のために確認してくださいね。)

次に、カピオラニ通りのバス停を利用するケースをご説明します。

カピオラニ通りは、両車線です。

従いまして、アラモアナショッピングセンター方面からでも、ダウンタウン方面からでのアクセスでも同じ番号のバスをご利用頂けます。

停留所はKapiolani Ble + Ward Avです。

3、9.13、40、52、53番バスが停車します。

もし、今、あなたがアラモアナショッピングセンターにいらっしゃるのであれば、山側のバスターミナルから40、52、53番バスに乗るか、カピオラニ通りまで出て、3、9、13番バスに乗りましょう。

カピオラニ通りの3ルートのほうが、頻繁に走っていますので、急ぎのときには通りに出て、道路の向こう側に渡った所にあるバス停でお待ちください。

2つ目のバス停で降車します。

では最後、3つ目のアクセス、バス停をご紹介します。

ニール・ブレイスセンターの正面玄関は、一応、ワード通りに面していますが、その正面玄関の目の前にぴったりと停車するバスは15番バスになります。

バス停名はWard Ave- Kapiolani Stです。

ただし、ここで注意することは、バス停は、玄関の目の前にあるのではなく、ワード通りを渡った、向こう側にあるので、バスを降りたあと、道を渡らなくてはなりません。

15番バスのルートには、一部に循環ルートがあり、ワード通りはちょうどその循環ルートにあるため、バス停が片方の車線にしかないのです。

ワード通りは広い通りですし、交通量も多いので、「ちゃちゃ」っと道を渡ることは出来ません。

安全確保のためにも、一旦カピオラニ通りまで歩き、横断歩道を渡って下さい。

観光においてこの15番バスに乗って、ブレイスセンターに行くことは、殆どないと思いますが、あるとすれば、タンタラスの丘から、あるいはSpalding House (昔はコンテンポラリー美術館という名称)からのアクセスかと思われます

反対に、ブレイスセンター前の15番バスのバス停から乗車しますと、バスはApalai transit centerという大きなバスターミナルを経て、そこからSpalding House、タンタラスの丘方面に向かいます。

午前中にイベントを楽しみ、バスの時刻が合えば、タンタラスの丘、あるいは美術館めぐりも悪くありません。

注意:15番バスは1時間に1本程度の走行なので、時刻表をよく確認してください。

(Honolulu Museum of Art : Spalding Houseの入り口)

BON Dance in Hawaii ハワイバスに乗って行こう!

HawaiiのBon Dance

7月、8月は盆踊りの季節ですね。

日本の暑い夏、夕暮れ時になると、そこここの町や村で盆踊り大会(夏祭り)が開催されますね。実はそれはハワイも同じなのです。

7月にもなると毎週末、オアフ島のみならずハワイ州のどこかのお寺で「Bon Dance」祭りが繰り広げられています。

中でもオアフ島、Moiliili地区で開催される「モイリイリ本願寺(浄土真宗)盆踊り」大会は最も大規模なBon Dance Festivalとしても有名です。

これは7月上旬開催される、2日間の夏祭り(Summer Fest)で、そのうちの1日が盆踊り大会です。

モイリイリ本願寺以外にも、ハワイ大学、カメハメハスクール、日本文化センター、モイリイリコミュニティーセンターがこの夏祭りを共同で開催しています。

車でやってくる大勢の人に対しては、近くのハワイ大学の駐車場からシャトルバスでの送迎サービスまである、という盛況ぶりです。

モイリイリ本願寺主催のBon Danceにバスでアクセスする方法はいくつかあります。(注意:モイリイリ本願寺でBon Dance Festivalが開催されるのではなく、1100 University Ave(かつてVarsity Theater があったところで現在は駐車場になっています)で開催されますので、お寺には行かないようにしましょう。)

アラモアナショッピングセンターからはUniversity/ Woodlawn 行きの6番バスを利用しましょう。アラモアナショッピングセンターの山側にあるバス乗り場(一番右側にあるバス停)から乗ります。

反対方向(Pauoa)に行く6番バス(行き)も同じバス乗り場に止まりますので、乗車時には行き先を注意してください。

バスはアラモアナショッピングセンターを出ますと、ドンキホーテがあるKaheka通りを走り、やがてKing通りに右折して入ります。

King通りは西から東に向かって走る一方通行の大通りでしたね。

しばらく走りますと、この通りからUniversity Aveを左折しますので、左折をしたら最初のバス停(King St + University Ave)で降りましょう。

降りてからこの通りの反対側に渡りますと、もう会場が見えます。

もし、ワイキキからアクセスするのであれば、まず2番バスに乗り、カラカウア通りとKing通りが交わるところ、King St + Kalakaua Aveで降ります。

降りてから、キング通りを東方面に少し歩きますと、1番バスのバス停(King St + Punahou St)があります。そのバス停から1番バスに乗り(1でも1Lでも大丈夫です。1Lは急行バスですので、降りそこなわないように、アナウンスに注意していてくださいね。)、King St + University Aveで降ります。

バスを降りましたら、King Stを反対側に渡り、さらに目の前を走るBeretania St(東から西方面の一方通行)も渡ります。

そうしますと、もうBon Danceで賑わう広場が見えてきます。

さて、盆踊りは5時スタートですが、5時少し前に現地に行ってみると、すでに多くの人々が集まっています。

やがて音頭が流れはじめ、東京音頭や炭坑節にあわせて櫓の周りで盆踊りを踊る人、周りで手拍子する人、親しい友人と楽しく挨拶したり会話をする人、踊りそっちのけでお弁当をほおばる人、など、様々な風景が見えてきます。

櫓の上には太鼓を叩く人やアナウンスをする人もいます。英語です。

踊っている人々の格好も様々です。お揃いの半被を着て、日ごろの練習の成果を存分に発揮している人たち、浴衣を着た老若男女、Tシャツ・短パンで友人と踊る人等々です。

興味深いのはそこに集まる人たちの人種の豊富さです。日本人を含むアジア系の人々、ハワイアン、白人。彼らが輪になって「ハ~~、よいよい」と言って踊る様子は、その人種のバラエティーさを除けば日本の盆踊りと何ら変わりません。

少し離れたところには、屋台が並んでおりまして、人々はワイワイ言いながら、シェイブアイスやサーターアンダギー、綿菓子、ポップコーン、ジュースなどを口にしています。とにかく賑やかであります。

そんな中で、なぜか若い女性が一人、ギター片手に歌をうたっていたりするのも面白い風景です。

「何で、ここで歌歌うかな?」と思う筆者ですが、当の本人はそんなことおかまいなく、むしろ楽しそうでありまして、彼女の歌を聴いている2,3人と楽しく歓談しているのです。

いかにもハワイ的な風景であります。

ハワイに根付いた盆踊り

Bon Danceがハワイにいかに根付いているイベントかは、テレビで流れる盆踊り大会の開催案内放送を見ているとよく解ります。

日本のテレビ番組を放映しているKiku TVを観ていると、毎日、決まった時間にハワイのローカル情報が画面上に次々と流れます。

盆踊り大会の予告もその画面に出てきます。

詳しく読まないまでも、「そこかしこ、Bon Danceだらけではないか?!Bon Danceがハワイでこんなにメジャーとは!」と、驚きます。

そもそも、盆踊りの起こりについては、諸説あるようです。

が、いずれにせよ、かつてハワイに移住してきた日本人が、過酷な労働・生活環境の下、生き延びるための精神的支柱として、仏教を信仰し、先祖供養を目的とする盆踊りを通して年に一度、人々と集い、励ましあい、仲間との結束を確かめていたのかも知れません。

あくまでも筆者の個人的な考えですが、「一緒に輪になって踊る」という行為は、彼らが日本人のルーツに立ち戻る貴重な機会だったのかも知れませんね。

現在では人種の枠を超えて、異なるルーツを持つ多数の民族がともに踊っています。

その有様は、移民として150年間、ハワイで生きぬいてきた日本人が、これまでも、そしてこれからも平和的な共存共生を何よりも大切に思っていることを語っているようにも見えます。

夏休み、観光でハワイに行って、もし、こんな風景に出会ったら、踊りの輪に入ってみるのも良いかもしれません。

空港からワイキキまでのバス移動は?19番と20番

ホノルルー空港からのアクセス

皆様、こんにちは。

さて、今回は日頃から、日本そして世界の津々浦々で当ブログをご愛読頂いている(ウソ)読者様より頂いたご質問にお答えしたいと思います。

ダニエル・K・イノウエ国際空港からワイキキまでバス移動する時は、19番、20番バスを利用します。

ワイキキまで約1時間ですが、タクシーよりもグッと安く、シャトルバスよりも速い(時があります)。

使わない手はない!と思った皆様。

しかし、ここでちょっと思い出してください。

以前にも当ブログ、「バスに乗るときは荷物の大きさに注意」でご紹介させて頂きましたが、バス利用時の注意点として、持ち込める荷物の大きさには制限があることをおぼえていらっしゃいますか?

日本から空港に降り立つ観光客が持つ大型のトランクは、ほぼ100%、持ち込むことが出来ません。大きすぎるのです。

従って、19、20番バスを利用するのは、時間がある、荷物が少ない、予算が限られている、の3拍子が揃った時になるでしょう。

もし、3拍子揃った時には、到着ロビーを団体客用の出口から出まして、エスカレーターで出発ロビーがある2階に上がります。

エスカレーターを降りて直進しますと、バス停が見つかります。

30分ぐらい待つ場合もありますが、のんびりと空港からの風景を眺めたり、ガイドブックを読んだりするには良い時間でしょう。

 

ワイキキ市内を東西に走るバスと、南北に走るバス

海から山へ伸びるルート

ホノルル市内には多くのバスが走っています。その中でも、観光でみなさんが頻繁に利用するのは、ワイキキとアラモアナ間をつなぐ「横」(東西)に走っているバスではないでしょうか?

もう少し距離を広げて、カハラからダニエル・K・イノウエ国際空港を見てみても、やはり「横」の移動になります。

しかし、当然のことですが、バスのルートには海と山をつなぐ「縦」の移動もあります。

例えば、アラモアナショッピングセンターから出て、マキキ地域を循環する17番のバスは完全に「縦」のラインのバスです。

キング通りやベレタニア通りは、アラモアナショッピングセンターから歩いても、さほど遠い距離ではありませんが、そうかと言って、決して「近い」とも言えません。

仮にキング通りにあるレストランに行こうと思っても、もしたくさんの荷物を持っていれば大変です。

そんな時に「縦」ラインのバスを上手に使うと、とても便利ですし楽です。

先ほどの17番バスはアラモアナショッピングセンター山側のバスターミナルを出発しますと、カヘカ通りからケエアモク通りへと北上するルートをとります。

またアラモアナショッピングセンター山側のバスターミナルを経由するマノア方面行きの6番バスもキング通りまで北上し、それから暫く「横」(東方向)に移動してから、ユニバーシティー通りを左折、再度、北上してハワイ大学向かいます。keeamoku3(これはアラモアナショッピングセンターから山に向かってのびる、ケエアモク通りです。さらに山に向かっていくと、キング通り、ベレタニア通りと交差します。)

(この写真の停留所はアラモアナショッピングセンターに向かう、5番、6番バスの停留所ですが、反対車線にはアラモアナショッピングセンターからマキキに向かう17番バスの停留所があります。)

さらに4番13番バスに関しては、チャイナタウンからそれぞれヌウアヌ通り、リリハ通りを北上します。Nuuanu st(これはチャイナタウンのヌウアヌ通りの風景です。海に向かって伸びる一方通行の道路です。)

いま、ご紹介したルートは、縦方向に走るルートの一例ではありますが、この他にもスポルディング美術館(Spalding House)(かつてのコンテンポラリー美術館)へ行く際に利用する15番バスなど、観光に便利なバスがありますよ。

あまりバスに乗り慣れていない方も、まずはアラモアナ近辺の観光に便利なバス(6番や17番)をご利用されてはいかがでしょうか?

一度、利用してみるとその便利さがよぉくお分かりになると思います。

お試しあれ!